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終戦の日。
朝起きると、テレビが騒がしい。小泉首相が(予定通り)靖国神社へ行くらしい。 お盆でがらっとしたオフィスで12時前にテレビがついていた。 どうやら、恒例の「黙祷」をするらしい。 もしかしたら、就職して初めて職場での終戦記念日なのか? 天皇制には異議のある私だが、イベントに参加し戦没者に黙祷した。 高校野球でも黙祷しているこの時間、もしかしたら裏番組ではジャスト「おっひるやすみは・・・・」が始まって軽薄最高潮になってるのか?来年確かめてみよう。 今日、母は沖縄に行った時に貸した「ひめゆりの塔」(1995年・東宝版)のビデオをやっと観たらしい。有意義な終戦記念日だったと言っていた。 61年前の終戦の日、一緒に雑音だらけの玉音放送を聞いていた人たちの中で、うちの祖母(故人)だけが「戦争に負けた」ことを理解できたらしい。「終わった」でなく「負けた」と言ったのかどうかは、今となっては確かめるすべもないが、気の強い祖母なら「負けた」って言ったかもなぁ。 ところで、参拝について小泉首相にとっては近隣諸国からの批判は想定の範囲内なんだろう。 A級戦犯の合祀問題については、「特定の個人に参拝するわけではない」と答えていたが、なかなか良い回答だったと思う。「死んで靖国神社で会おう」と行って旅立っていった戦没軍人や、国家神道の崇拝の対称としての「靖国」を教えられていた一般市民の犠牲者に、敬意を表するのことは首相としては当然といえば当然だと思う。 個人的には特に大きな問題は、 戦争犯罪人(A級戦犯)が祀られていること 靖国「神社」が宗教法人であること かと思う。 近隣諸「国」の感情としては、A級戦犯が合祀されていなければ、終戦の日に日本の首相が靖国「神社」を参拝しても良いのかなぁ。 そういえば、昭和天皇が「(A級戦犯が合祀されているから)私(は)あれ以来参拝していない」と言ったらしいが、彼自身の戦争に対する責任をどう考えていたんだろうか。 とにかく、世界にも希な「不戦」憲法を持つ国として、今後は世界平和のためにさらに貢献してほしいと思う。 終戦直後の人を現代に連れてきたらびっくりするだろうなぁ。先人を追悼し、感謝するお盆中の終戦記念日だった。戦争の記憶がある父が「若い頃、子供たちに車を買ってやることができるようになるなんて、夢にも思わなかった」と話していたことを思い出す。この60年の社会の変化はすさまじいものだったと思う。 そして、今回の参拝が、中国関係の仕事に影響しないといいんだけど。 参考(infoseek楽天ニュースより) 「昭和天皇、合祀に不快感 靖国のA級戦犯に触れ (共同通信)」[2006年7月20日12時41分] 「小泉首相が靖国参拝 終戦記念日は21年ぶり (共同通信)」[2006年8月15日12時32分] 「小泉首相が靖国参拝、公約の終戦記念日は初めて-中韓は強く反発(8) (ブルームバーグ)」[2006年8月15日14時53分] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 16, 2006 11:49:39 PM
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