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テーマ:中学生ママの日記(17703)
カテゴリ:子供
日曜日に、学校の体育館で娘の学年(親子)活動が開催されました。
せっかくの休日だけど、子どもが中学生ともなると働くママも多いので、 よりたくさんの保護者が出席できるようにと休日の開催になったようです。 生徒(3年生のみ)は全員参加。保護者の参加は約50名ほどでした。 今回の親子活動は、隣の街の市立K中学校のN教頭先生を招いての講演会。 このN先生は、近隣の学校では有名な?名物先生で、荒れている学校に赴任しては 力を尽くされている・・・と聞いていたので、今回の講演会も楽しみに出かけました。 今回のテーマは『入れる食と出す言葉』 前半は、今何かと話題の食育の話。 少年犯罪を犯した多くの子ども達が、朝ごはんを食べない・スナック菓子や炭酸飲料を 多量に摂取していた・・・等などのお話を、具体的な事例を出しながらお話されました。 ドラえもん(失礼!)のような風貌のN先生。巧みな話術で子ども達も集中して聞いていました。 後半は、“言葉は花束にもナイフにもなる”という観点から、 ご自身の奥様が妊娠8ヶ月で死産された時のお話をされました。 結婚6年不妊治療の後の妊娠が死産という辛い結果に終わり、 「この世には、神も仏もないのか!」と悲しみに打ちひしがれている時に出会った看護士さんの さりげない、優しい言葉に救われた・・・という内容のお話でした。奥様も一時は命の危険もあり、 『医学の進歩で、お産は安全なものになりつつあるが、それでも いつ・何が起こるかわからないお産、昔は棺おけに片足つっこんで子どもを産むと言ったんだよ、 お母さん達はまさに命がけで君達を生んだんだよ・・・親はうざいですか?面倒ですか? それはそうです。命がけで産んだ子だから。可愛いから、大切だから、親はうるさく言いますよ。 君たちも子どもを持ったら分かると思いますよ。』と子ども達に語り掛けられました。 先生が、冷たくなった赤ちゃんにベビードレスを着せて、火葬場に連れて行かれ、 お骨を拾われた時の話の時には保護者席からもすすり泣く声が漏れました。 私も数日前から、風邪気味で最初から鼻の調子が悪かったのですが、 お話を聞きながら、涙と鼻水で大変でした。 約1時間の講演でしたが、笑いあり涙ありで、保護者はもちろん、 子ども達も多くの事を感じてくれたのではないかと思う中身の濃い時間でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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