明日は明日の風が吹く…

明日は七夕　　織姫様とひこ星様が一年に一度会える日。

若い時は、　『一年に一度しか会えないなんて、なんて可哀想な二人なの？！』って思っていたけど、

今は『一年に一度でも大好きな人と会えるのだから幸せよね。』って思ってしまいます。


このブログで仲良くしていただいているokadai君さんが

最近、ちょっとときめく日記を書かれていました。

okadai君さんのブログにもコメントしたのですが、私はそのお話から

20代の頃に読んだ五木寛之の『冬のひまわり』っていう小説を思い出していました。
（楽天ブックスでは取り扱いしてませんでした・・・）

若い頃って、些細な事で傷ついたり、強がってみたり、なぜか素直になれなくて、

大好きな人とすれ違ってしまう・・・ってことが多かったように思います。

この『冬のひまわり』は、登場人物誰もが優しくて、でも不器用で、一生懸命で

その頃の自分と重なるような気がして、印象深い一冊でした。


今は歳を重ねて、少し強くなって、器用に生きられるようになったかもしれないけど、

今の私にはあの頃は持っていなかった大切なもの・・・家族や子ども達がいる。

だけど私だって一年に一度くらいは大好きな人に会いたいわ・・・なんて

私にとって七夕は、ちょっと人恋しくなる日でもあるのです。