明日は明日の風が吹く…

娘のクラスメイトのS君のお母様が亡くなり、クラスの中から娘達数人がお通夜に参列してきました。

癌だったそうです。

S君とは1年生の時も同じクラスで、家庭科の調理実習が同じ班だったけど、

いつも手際が良くて、娘が『家でもやってるの？』って聞いたら

『うん、たまにね。』って言っていたらしいけど、

今にして思えばお母様の具合が良くなかったからやっていたのかな～って言ってました。

高校生になると保護者が顔を合わせる機会はほとんどないけど、

1年生最初の学級懇談会に出席した時にS君のお母様も参加されていたのを思い出しました。


娘がね、言ったんです。

『お父さんが亡くなるのもかわいそう…って思うけど、お母さんが亡くなる方が

もっとキツイよね。例えば、もし家だったらお父さんが亡くなったら経済的には

大変かもしれないけど、少しは保険もあるよね？年金とかもあるんだよね？

そしたらとりあえず私達はなんとか日常生活は送れると思うのよ。

でも、お母さんが死んじゃったら家の中大変な事になるよ。お父さんだけじゃ

この家は成り立っていかないんだからね。だからお母さんは死んじゃダメなんだよ。』って。

最近何かと娘に反論してばかりの息子までもが、『そうそう、俺も絶対そう思う！』と。

夫には悪いけど、ちょっと嬉しかったよ。

そして、S君のお母様の無念さを思うと涙が止まりませんでした。


子ども達が大きくなったと言っても、まだまだ母親が必要な時だもんね。

だからこそ、健康には気をつけようね。がん検診もちゃんと受けなきゃ。