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テーマ:子供の病気(2173)
カテゴリ:病気・・・
腎臓の悪い次男。
今日は年に1度の検査で大学病院に行ってきました。 腎臓から膀胱へ流れる尿が、再び腎臓に逆流してしまう病気。 「両側膀胱尿管逆流症」 病気が分かったのが生後4ヶ月。 よくこんなになるまで症状が出なかったと 先生も首を傾げるくらい、 発見された時はひどい状態だったらしい。 生後4ヶ月の小さな体の中にある腎臓と膀胱は 大人のものよりはるかに大きくなっていて、 尿管は腸よりも太くなっていた。 子どもの頃からここに住んでいる私にとって、 近くにある大きな大学病院は、どんな病気でも治せる所だと思っていた。 その大学病院で、 ここでは設備も技術もなくて手術ができないと言われた時は、 本当におそろしかった。 片側だけの逆流だったらよかったけど、 両方ともひどい逆流なので、10才までしか成長できないと言われた時は、 寝返りも出来ない小さな次男を見て、私は毎日泣いていた。 1年ぶりに大学病院へ行くと、当時のいろんなことを思い出す。 外来で順番を待つとき、 最初はベビーカーに乗せて来てたんだよな~。 おもちゃで遊ぶ小さい子を見て、 次男もこうやって遊んで待ってたんだよな~。 病棟へ検査で行くと、つらかった入院生活が思い出される。 次男は生まれて初めてのお正月を病室で過ごした。 夜鳴きのひどかった次男の泣き声で、 同室の赤ちゃんがつられて泣き出してしまうので、 一晩中、次男を乗せたベビーカーと点滴を押しながら 廊下を歩いていた。 病棟ではエレベーターの前のところまでしか子どもを連れて行けない。 入院中、実家に預けていた2歳になったばかりの長男と、 ここで会って、帰るときは「ママ~~~」と泣き叫びながら エレベーターに乗っていた長男。 当時とほとんど変わらない病院の風景に、 つい最近のことのような、ずいぶん昔のことのような、 不思議な気持ちになってくる。 週に1回の検査が月に1回になり、半年に1回になり、 そして今では年に1回。 大きな検査もしなくなり、エコーと血液検査と尿検査のみ。 逆流のひどかった右の腎臓は、成長とともになくなっていくらしい。 でも左の腎臓がずいぶん頑張ってくれていて、 今では正常に機能してくれている。 心配していた成長期の体の成長にも、 左の腎臓はしっかりとついていってくれている。 小児科で診察できる年齢もあり、 そして左の腎臓がしっかりしているので、 検査は今日で打ち切りにしましょうということになった。 今後は学校での尿検査、 大人になったら積極的に検診を受けることで、 もし何かの異常があれば、すぐに分かるように心がければ、 なにも心配することはないらしい。 病気が分かってから約14年。 ようやくここで一区切り。 こんなに元気に成長してくれるなんて思ってもいなかった。 本当に本当にありがたくて嬉しい。 大きくなってくれてありがとう P.S 台風が近づいて来ています。 外はすごい雨です 窓ガラスに洗剤を吹きかけてたらキレイになるかな なんてことを考えるくらい、雨が窓を叩きつけています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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