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カテゴリ:家族
私も家内も末っ子同士の夫婦は、依頼心が強く甘えん坊でいい加減。業績の良いときは派手で、悪くなれば不義理のしまくり。
親の目から見ればそんな危なっかしい夫婦に見えたのだろう。娘二人が比較的まっとうに育ったのが不思議でならないらしい。孫が良い子、故に親も良いと言う数学的帰納法でしか評価してもらえなかった。その結果出てくる言葉が「親はあっても子は育つ」である。 でも子供が小さい頃、いくら注意しても部屋を片づけない二人に、家内が「あんた達、こんなことしててお母さんみたいになってもいいの!」と言えば、娘達はコマネズミの様に動き回り、たちまち部屋がきれいになったものだ。ちゃんと躾のポイントは押さえていた。 親爺ギャグを連発する私を本当に自然に無視をすると言う特技を娘達が身につけたのは、私のおかげだ。 私の親爺ギャグに 「すみません、ここは笑うところですか?」 と質問するパートや 「ワ~~、うちの父とそっくり。うちの父もよくコテコテの親爺ギャグを言っては周りを黙らせるんです~。」 などという失礼なぶりっこアルバイトとは訳が違う。 あまりに自然に無視をするので、本当に聞こえなかったと思いもう一度同じ事を言って、思い切り睨まれてしまうくらいである。 世渡りの技術を何とか身につけさせたいという親心が実を結んだ瞬間である。 子供が生まれたとき、子育ての方針に反面教育という高度のテクニックを選択した私たちのことは、あまりに自慢めいてしまうので誰にも言っていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.24 10:54:28
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