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カテゴリ:家族
一回り以上年の若い女性と結婚した知り合いが、
付き合いで帰りが遅い日が続くと、 奥さんに 「罰よ、体に触らせない。」 と言われたと話していたことがある。 家内が年上のご婦人ばかりのある習い物の席で、 お茶の時間にその話を披露したとき、 ある方が言ったそうだ。 「すごい!うちなんか罰よ体に触りなさい、だわ。」 その席で、男女に友情は成立するか、が話題になったそうである。全員夫とは友情で結ばれていたそうだ。 恋愛とは常に一時の幻影であって、必ず滅び醒めるものだという事を知っている大人の心とは哀しいものだ 確か坂口安吾がこんな事を言っていた。 でも幻影が醒めた後、幻滅ではなく友情が残ったなんてずいぶん上等ではないか。 確かにうちの家内の眼にも昔は「恋情」の炎が燃えていたはずなのに、いつしか静かな湖のような「友情」の色に変わっている。時々秋の夕暮れのような「憐情」が見えるような想いがするのは、気のせいだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.24 11:25:52
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