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カテゴリ:野毛
先日横須賀の「ソルト・イン」でばったり同期生に出会ったことはこの日記に書いたが、その時設計士の彼が「今おれ、野毛で焼鳥屋を一軒やってんだよ。もうじき開店するぞ」と言っていた。
彼に聞いていたおよその場所にあたりをつけて行ってみた。店の名前も聞いていなかったので、それとおぼしき新しい店に入って同期生の名前を言ってみた。 「はい、バクさんには大変お世話になりました。今日予約されているバクさんのお友達ですか?」 えっ!バクが来るの。30年で3回しか会っていないのに、一月で2回会う。これも野毛の巡り合わせか。ここが「鳥剛」だ。 焼鳥屋では必ず食べるハツ、これが美味しかった。野毛でもグレープフルーツビールが飲めるように、説明をして是非メニューに加えてとお願いしておいた。 暫くして二人連れが入ってきたが、この方達もバクの知り合いらしい。バクを肴に飲んでいると、すでに帰られた先客が、あとで「鳥剛」の向かいの店のママに届けてと30本ぐらいの注文をして出て行った。 「向かいのママがいろんなお客さんを紹介して下さって、本当に有り難いんです。いまのお客さんもママの紹介です」 向かいのお店、名前も聞かなかったが今度必ず寄ってみよう。 その後バクが待ち合わせしていた二人が見えて、最後にバクが登場。相変わらずの調子だ。「何でおまえがここに居るんだ!」と叫んでいた。 ここのウズラの卵も旨かった。まとめ買いがあったりで売り切れになってしまったが、バクが私に分けてくれた。ここの主人の剛さんもとても感じよく、何より敬語を丁寧に使う姿勢に感銘。是非頑張ってほしいものだ。 「鳥剛」を出るとすぐ筋向かいが「波の上」 我が師匠、ゴーヤ泡盛さんのフランチャイズではないか。時間がなかったので今日は通過。 その後「ドルフィー」へ。 カウンターで隣になった落語好きのお客さんや、マスターのつねさんと雑談していたら、あの綾戸智絵がブレイクする前に、よくここでライブをやっていたそうだ。ケイコ・リーもここの出演者だ。名の通ったミュージシャンも多く出演するが、若手でいいなと思わせる人も多い。 今日の森下滋(ピアノ)、三四郎(サックス)のデュオもよかった。 楽斗ばりのビジュアル系の滋のテクニックが凄い。「船の上のピアニスト」のピアノが煙を噴くシーンを思い出してしまった。綾戸智絵さんの専属のような状態の滋だそうだが、是非また聴きに来たい。 三四郎のバラードも、本当に歌うように奏でる旋律に心が引き込まれる。 隣のお客さんとマスターで今度はドルフィー寄席もいいね、なんて話したが、結構つねさんも乗り気。若手の古典落語もじっくり聞いてみたい。 ドルフィーを出て、すぐ近くの「巳華」(みはな)に行った。メニューが皆200円。 本当にいいのとママに聞いてしまった。素朴な感じのママが「何とかやっていけますから」大きな社員食堂の様なところで調理の仕事をしていたが、体をこわして辞め、ある時白い蛇の夢を見てここを始めたそうだ。そこで巳に華やかにの華で「巳華」が店の名前の由来だそうだ。 たまたま「鳥剛」で、野毛飲兵衛ラリーの公式ガイドブックをもらって、その地図に載っているので「巳華」に来た。 気がついてみれば、最近野毛飲兵衛ラリーの参加店ばかりに来ている。でもどの店でもラリーに参加してから、リピートのお客さんが増えたと言っていた。そして「波の上」のママの話が必ず出る。きっと人望のある人なんだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.25 18:06:14
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