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そぞろある記

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2004.10.02
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7月には4時に起きると空が白み始め、鳥が一斉に囀りだした。
でも今は一面の星空、しかもすっかり冬の星座である。

今日はスコープで星を見た。
月齢20ほどの月が天頂付近で輝き星空の鑑賞には向かないコンディションだったが、懐かしい星の数々が迎えてくれた。
清少納言が星は昴(すばる)と言った牡牛座のプレアデス星団、30倍の接眼を着けたスコープでは視野から星がはみ出してしまう。
オリオン座の大星雲付近には丁度いい倍率だ。
御者座やおおいぬ座辺りもゆっくり眺めた。

でも半袖を着て蚊に食われながらの冬の星座鑑賞も妙な物だ。

望遠鏡を選ぶ時、どうしても対物レンズの口径が気になってしまう。
暗い星がどこまで見えるかというのは対物レンズの口径に比例する。
ペンタックスから口径10センチのスコープが出ているが、星を見てしまうとどうしても大きな対物レンズのスコープが欲しくなる。
10センチの屈折天体望遠鏡と言ったら昔は手が出ないくらいの高価な望遠鏡だった。
それが鳥見のスコープとはいえ手が届きそうな価格で出ている。
鳥見のスコープと天体望遠鏡の両方を買うほどの余裕はないが、兼用させようとするとどちらにも中途半端だったりする。

どちらにしても今は買えないので、結論は先送りにしよう。

ところで今日の11時頃そっと仕事を抜け出して武山近くに行ってみたが、30度近い気温と南風。
やはり何もいなかった。
後で三浦半島渡り鳥連絡会のホームページを見たらやはり何も出なかったらしい。
土曜日で25人ほどが集まって観察したそうだが残念な結果である。

星なら晴れていれば必ず見られるのだが、鳥はそうはいかないと言うことだ。
だからこそ鳥見はやめられないのだが。






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Last updated  2004.10.02 20:30:03



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