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ホッピー次郎
思いつくままを、ただ書いてみたい。それだけの日記です。
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地元の金融機関の研修旅行で、東京見物に出かけた。
私は最初欠席の返事を出したのだが、家内が案内を見て是非参加したいという。
行程の一番最後に「ギャルソンパブ」が載っていたのだ。
浅草-両国-江戸東京博物館-六本木ヒルズ-ギャルソンパブという行程だ。
11時少し前に浅草に着いて、自由時間は1時間。
家内が新仲見世の「やげん堀」で、七味唐辛子を買いたいという。
ここは好みに応じてブレンドしてくれるので、こちらに来ると必ず寄る。
バスが二天門の近くに停まったので、混む仲見世を避けて、浅草公園の裏からオレンジ通りを通って行くことにした。
当然あのホッピー通りとでも言ったらいいのか、生ホッピーが置いてある「鈴芳」の前を通ることになる。
まだ昼前なのに、「鈴芳」はじめ何軒もの居酒屋が営業している。
家内がホッピーの看板だらけなのに驚いていたが、そのうち「鈴芳」の生ホッピーの張り紙を見て、
「ワァ~~!生ホッピーだって・・、飲みたいでしょう・・・、でも時間無いわよ。」
狭いバスの中、しかも午前中に私一人だけ酒臭い息をしている訳にも行かないので諦めた。
折角自分で運転しなくてもいい日だったのに。
昼食は両国でちゃんこ鍋だった。
大学の恩師のお供で、年3回は両国に相撲を観に来る家内は、元大関霧島が経営する「ちゃんこ霧島」がお気に入りのようだが、今日は「巴がた」と言う店だった。
ミーハーな家内のことだから、「ちゃんこ霧島」が好きなのは、霧島が握手してくれたり、一緒に写真を撮ってくれるからだとはわかっているのだが。
両国でみなさんすっかりお酒臭くなって、徒歩で江戸東京博物館に行った。
ここも1時間だったので、全然時間が足りない。
今度は一人で来ることにした。
六本木ヒルズの展望台に上がった時は、丁度日の入りで、富士山の隣に沈んでいく太陽を見ることが出来た。
森美術館も観られるチケットだったので、一応入ってみたが、女子美出身の家内の友達も首をかしげるような展示だった。
後で下に降りていろんなショップが眼に入ったが、もう時間がない。
「あんな所より、こっちの方がずっと良かった。」
と、二人で悔しがっていた。
新宿住友ビルの49階にある「ギャルソンパブ」には6時に着いた。
ここはニューハーフの店だと思っていたが、ダンサーは男性、女性、そしてニューハーフが混じっている。
6時に開店ですぐ店に入り、お酒や食事が出た。
ショーが始まるまでの1時間半、どの様にして時間をつぶすのだろうと思っていたが、ダンサーが各テーブルに遊びに来て、話をする。
かぶりつきの私のテーブルには、ぶんちゃん(ニューハーフ)、透君、シュウ君、が来てくれたが、話が実に面白い。
特にぶんちゃんが最高で、キャラクターをかわれてテレビにも出ているらしい。
ショーの前説をぶんちゃんがしたのだが、私たちとの会話の内容も織り交ぜ、場内を爆笑させていた。
正直に言って、ショーよりダンサーとの話の時間が一番楽しかった。
8時半を少しまわった時間にショーが終わり、後はバスの中で眠っているうちに、10時前には出発地に着いた。
こういう研修旅行なら、毎回参加しよう。
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Last updated
2004.11.18 16:34:43
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