そぞろある記

火曜の昼から久しぶりに山中湖に行ってきた。

少し早く出られたので、忍野八海に寄ってみた。
富士山の湧き水で、いくつもの池があり、周りはお土産屋さんだらけである。
中池は水深１０メートルあると言うが、覗き込むと目眩がしそうである。
そばの看板が多いのだが、試食させてくれる店にどうしても入ってしまう。
ここが食べきれないほどの試食を出してくれて、しかも押しつけがましいセールストークがないし、出されたそば、細うどんが美味しかったので、お土産用にいくつか注文してしまった。


ホテルに着いてからは、のんびりするつもりだったので私は本を持ってきたのだが、家内は忘れて来てしまった。
私の持ってきた浅田次郎の「王妃の館」を貸してあげて、私は一人で鳥を見に出かけたが、暮れからお正月にかけて降った雪があちこちでアイスバーン状態で、脇道にはなかなか入れない。
ゆっくり歩き回るには時間もないので、早めにホテルに帰ることにし、家内用に近くのコンビニで東野圭吾の「宿命」を買ってあげた。

ホテルに戻ると日の入りが間近だった。
富士山の中腹に夕日が沈みそうだったので、写真を撮ることにした。
富士山の頂上に夕日が沈むのをダイアモンド富士というのだそうだが、それにはまだ一月ほどかかりそうだ。
夕暮れの富士と、朝焼けの富士を撮ってみた。


夕食はホテル内のイタリアレストランでとった。
いつもは中華か和食だったが、ここは初めてだった。

食事が終わってしばらく部屋でくつろいで、ホテルのバーに行った。
ここのバーテンダーが年賀状をくれたので、今回はこのホテルに来ることにしたのだが、今日は若いバーテンダーがいて、彼が創作したカクテルを紹介してくれた。
ダイアモンド富士という名前のカクテルだ。
甘めで飲みやすく、見た目も綺麗。
リバースマウントというカクテルもあったので、それも注文してみた。
左がダイアモンド富士、右がリバースマウントである。
　　　　　　　

今回は、マックホルツ彗星を見るために、口径１０センチの双眼鏡、スカイマスターを持ってきたが、これが威力を発揮した。
東に少し流れている尾を確認できた。
夜中に１時間おきぐらいに目を覚まし、西に移動していく星座を部屋の中から確認したが、牡牛座、オリオン座、ぎょしゃ座、双子座、にかけての銀河を１０センチ双眼鏡で巡ると時間の経つのを忘れる。
午前３時頃には富士山の上にオリオン座が沈んでいく。
私のデジカメはシャッタースピードを開放に出来ないので、写真は諦めたが、記録に残しておきたかった星空だった。

翌日は、たけーださんが紹介してた御殿場の「山崎精肉店」で馬刺しを買って帰ってきた。
今、宅ッピーの肴にしたが、とても美味しかった。
久しぶりの山中湖は大満足だった。