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カテゴリ:家族
私の家内の家系は何かとセレモニー好きである。
家族の誕生日は勿論、父の日母の日、その他入学だ、卒業だ、転勤だと、何かにつけては集まって食事をしたりする。 反対に私の実家ではほとんどそうしたことがなかったので、結婚してから随分戸惑ったものだ。 でも私の家庭では、家内のペースに合わせている。 今日は私の誕生日だった。 今日も「フレンチか、中華か、焼き肉か、お寿司かのどれかを選んで。」 と言ってきた。 だがお祭りの時の暴飲暴食がたたってか、ここの所あまり食欲がない。 出来れば居酒屋で、軽いおつまみにホッピーでもひっかければ、それで十分な気分なのだ。 自分の誕生日ぐらいは、我が儘を言いたい。 「中央酒場で、ホッピーなんて言うのもいいな。」 一応言ってみた。 次女が早速 「じゃあお父さんは一人だね。私達は別の場所でお父さんおめでとう!ってやってるから。」 と可愛いことを言う。 家内の母も一緒だし、さすがに中酒は無理かなと思い、 「お父さんはみんなの幸せそうな顔を見るのが一番だから、みんなが行きたい店でいいよ。」 とか 「みんなが食べたいものを食べればいいよ。お父さん一人が我慢すればいいんだから。」 と私も精一杯可愛く言ってみた。 でも家内の 「お父さんが不機嫌にしているのが一番不愉快だから、お父さんのいきたい所にしよう。」 という経験に裏打ちされた強い言葉に、一瞬でみんなが従った。 家内の母にも 「まあ、話の種にいい経験ですから。」 と納得してもらった。 なのに中央酒場に来てみれば、お休みだった。 そこで近くの「庄や」に行った。 野毛の店にも時々行っているので、安くて美味しい、安心して入れる店だと分かっていたし、家内の母にも喜んでもらえると思ったのだ。 店に着いてみたら、娘達が詳しい。 次女は追浜の店を、長女もここの店を何度か利用しているらしい。 「豚ポン」「ポパイ焼き」「肉じゃが」「はんぺん串」「ツナサラダ」など、メニューも見ずに次々頼んでいく。 ここの店にはホッピーもあるので、私はもっぱらホッピーを飲んだ。 全員大満足でお会計をすれば、5人で1万円ちょっと。 気取った店でコース料理でも頼めば、お酒も入れて4万円は超えたであろう。 会計を済ませた家内も大満足の笑顔だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.24 12:37:21
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