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テーマ:政治について(20202)
カテゴリ:政治
最近の原料や消費期日の偽装は実に嘆かわしいことだ。
赤福や吉兆は会社の危機管理という視点から捉えても、ピンチをチャンスに変えるどころか、ピンチを企業存続の危機にまで追い込んだと思える稚拙な対応だった。 でも崎陽軒の品質表示義務違反はレベルが違うだろうと思ってしまう。 農林水産省の定める品質表示基準はそれこそ目まぐるしく改正されている。 だから以前は合法とされていた表示が、いつの間にか表示義務違反になってしまうことがある。 崎陽軒も以前の法律では問題にされなかったが、法律の改正で違法とは言いたくないが、要するに義務違反になってしまったということだ。 でもシウマイの箱に付いているラベルの内容の、ホタテとタマネギの順番が違っていたとして、どれだけの損害があるのだろうか。 昨日ある国会議員の選挙違反の判決が出た。 以前では誰でもが行っていた選挙活動だったが、法律を厳密に適用すると合法とは言えない、といった程度の内容であるらしい。 しかも法律の記述が実に曖昧で、どう適用されるかは今後の判例に従うしか無いような法律である。 謂わば法令遵守を厳しく求める世間の風潮のスケープゴートにされたようなものだ。 こういった傾向は正しい方向だが、行き過ぎるという傾向がある。 このような過程の中で、曖昧な法律がより現実に則して基準が明確な法律に変わっていくのだろう。 東京の下町の路地で床几を出して夕涼みしながら将棋を打つ。 もしこの路地が公道なら、これは厳然とした道路交通法違反である。 でもこのおじさん達が逮捕されるご時世だけは避けたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.05 22:25:30
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