テーマ:治験じゃ!(54)
カテゴリ:治験
一つの薬が世の中に出るために、一体何人の治験参加者のボランティアが必要か試算してみよう。
(もちろん、普通は薬効群により、またその治験薬の特徴によって、かなりばらつくが。) まず第1相臨床試験では・・・ 「単回投与試験」で6人*3用量として18人 「連続投与」でやはり18人 次の前期第2相臨床試験では・・・ 1群に30人くらいかな。多いと50人はいく。 2群で40人とするならば結局80人か。 後期第2相臨床試験では・・・ 至適用量を決めるし、プラセボ群もあるから、大体3、4群か。 4群として、1群に最低でも50人だから、200人。 最後の第3相臨床試験では・・・ まぁ、普通2群(治験薬群と対照薬群)で、1群150人前後として、両方で300人。 これに長期投与試験が入ると300人。 ざっと計算しただけでも、916人。約1000人だ。 10種類の薬が有ったら1万人。(ちなみに、僕の実家のある村の人口は4千人。) これだけ多くの方が治験参加者としてボランティアになられている。 この数字を重く捉えること。 恐るべし!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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