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カテゴリ:映画
説明するまでもないが『ローマの休日』だ。
ヨーロッパの各国を親善旅行中のある小国の王女アンがローマを訪れたとき、重なる固苦しい日程で王女は少々神経衰弱気味だった。 侍医は王女に鎮静剤を飲ませたが、疲労のためかえって目が冴えて眠れなくなって、侍従がいないのをよいことに王女はひとりで街へ出て見る気になった。 が、街を歩いているうちに薬がきいてきて広場のベンチで寝こんでしまった。 そこへ通りかかったアメリカの新聞記者ジョー・ブラドリーは、彼女を王女とは知らず、助けおこして自分のアパートへ連れ帰った。 翌朝、彼女が王女であることを知ったジョーは、これこそ特ダネ記事をものにするチャンスと思い、ローマ見物の案内役をひきうけた。 アン王女はジョーの魂胆も知らず、まず床屋で髪を短く切らせ、1日中のびのびと遊び歩いた。 ジョーの同僚のカメラマン、アーヴィングは、隠しもった小型カメラでぬけ目なく王女の行動をスナップした。 一方、王女失踪で大使館は上を下への大騒ぎになっていた。 ・・・・・・よくある「温室育ち」の子どもが実世界に飛び込んでひと騒動を起こしながらも楽しむ、という図だ。 ロマンチックコメディーという言葉は、この映画の為にあるようなものであり、その範疇で、この映画を超えるロマンチックコメディーはまだ登場していないと思う。 主演のオードリー・へプバーンにとって、この映画はデビュー作ではないが、この映画で彼女は大スターの階段を駆け上った。 それほど彼女の洗練された美しさは衝撃的であり、この映画がきっかけてへプバーンカットという短髪のヘアスタイルが世界中で一大ブームを巻き起こしたのも頷ける。 グレゴリー・ペックがまたいい。 ヘプバーン同様、彼以外にこの役を演じることができた俳優はいなかったのではないか。 それほどこの良識あふれる新聞記者の役をユーモアたっぷりに、それでいてダンディーに演じてくれている。 ローマという街が、これほどロマンチックに見えるものなのか。 この映画を真似て、いったい何人がスクーターの二人乗りを試みたことだろうか。 映画をその影響力で評価するならば、恐らくこの映画は一位、二位を争うのではないだろうか。 もの悲しくも楽しい思い出を、「ローマの休日」は、見る者の心に深く刻み付けてくれる。 ウィリアム・ワイラー監督の傑作である。 何度観ても、心に残る。 「それはローマです。」 ●【送料無料選択可!】ローマの休日 [廉価版] / 洋画
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Last updated
Mar 6, 2011 07:10:33 PM
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