テーマ:今日聴いた音楽(75125)
カテゴリ:音楽
「ニューヨークのため息」というキャッチフレーズを思いついたのは誰なのか知らないが、たしかにヘレン・メリルはニューヨークの出身であるし、ハスキーヴォイスの哀感漂う歌声、インテリジェンスを感じさせる都会的な歌声は、ウディ・アレンの映画にもぴったりとマッチする。
ヘレンの最高傑作といえば、1954年に録音した本作できまりだろう。 極め付きの<2>はコール・ポーターの名曲だし、ほかにガーシュウィンやロジャース&ハートらのメジャースタンダードを取りあげていて、選曲がいい。 それらの曲を控えめに料理したクインシー・ジョーンズのアレンジも冴えている。 そして、クリフォード・ブラウンの素晴らしいトランペットソロが聴けるのも本作の魅力だ。 当時25歳だったヘレンのみずみずしい歌声と輝かしいブラウンのソロ。 その絶妙なコンビネーションがなんともいえずいい。 2曲目が突出したかたちで有名になってしまったけど、ほかの曲もすべてチャーミングだ。 このアルバムを聴いていると、彼女やバックメンバー達が仕事に来て、緊張感の中セッションをやっている様子がなんとなく絵で見えてくる。 ニューヨークの片隅のスタジオでその瞬間ほとんど一発勝負でやっている感じがするから。 (クインシーがプロデュースなので用意は周到だと思うが、多分演奏そのものはワンテークが多いんじゃないか)もの凄く、現場の雰囲気がそのまま伝わってくるような出来上がりになっている。 そこが映画を観ているようで良いんじゃないか。 そういう意味でも人気があるのだと思います。 ●
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Last updated
Mar 11, 2011 06:15:40 AM
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