カテゴリ:日記
某所のホテルである。
今日の午後1時半から指揮者の故鈴木行一さんの「偲ぶ会」に出た。 そしたら、1つ先輩のクラリネットのK.M.さん(旧姓)にこのブログを発見され、さらに「ひとつ下でトランペットを吹いていたT君に違いない」と僕の正体まで見破っていた。 そりゃそうだ。 まず『東京薬科大学ハルモニア管弦楽団』あるいは『東京薬科大学ハルモニアオーケストラ』で検索すると、このブログがヒットする。 その上で、3つ上のチェロのTさんのエイトマンを踊るコンパ芸の話を書いたり、やはり3つ上の怖~~いクラリネットの先輩Nさんのことなどを書いているからね。 (それはそうとK.M.さん(旧姓)、学生時代と変わらぬ素敵な笑顔でした。) 今日「偲ぶ会」は100人くらいが集まった。 その中では僕らはかなり「先輩」のほうだ。 懐かしい人たちに出会えた。 2つ下のトランペットの名手、A.S.にも10年ぶり以上に出会えたし、卒業以来、だから30年ぶり位の後輩たちにも出会えた。 そういう中で鈴木さんの思い出話をされた方々に共通するのは「鈴木さんと朝まで飲んだ」ことと「熱い芸術家魂」「東京薬科大学ハルモニア管弦楽団をどう育てるべきか」という熱い思い出だった。 そうそう、鈴木さんは酒豪だったし、音楽を語る時は全身全霊を傾けて語られていた。 その鈴木さんの育てられたハルモニアは、幸せだった。 その中でも僕たちの世代を指揮されていた昭和55年前後は、鈴木さんの最も輝いていた時期だったと語られる先輩が多かった。 (実は鈴木行一さんはご専門は作曲家だ。東京芸術大学の作曲科を出ている。坂本龍一の先輩だ。さらに世界作曲家コンクールにも5位と入賞されたり、「題名のない音楽会」などの編曲を手掛けられたいた。) 僕たちはその鈴木さんの指揮を通してベートーヴェンやブラームスと会話をしたのだ。 音楽は生き物で、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」であったとしても、オーケストラが違えば、全然別の「運命」だし、たとえ、同じオケが演奏したとしても、別の時期に別の指揮者が振れば、これまた、別の「運命」になる。 僕らが青春時代を過ごしたハルモニアオーケストラで、今、僕の娘が、青春を過ごしている。 娘にはいい贈り物(ハルモニアのオケ)ができたと僕も家内も思っている。 今日の偲ぶ会に僕らの同期が8人、集まって2次会に流れこんだ。 そこで悪乗りした僕らの同期は「もう一度、このメンバーで集まって室内管弦楽団をやろう!」となった。 みんな子どもが成長して、子育てにもひと段落つき、仕事でも少し余裕ができてくる時期なので、やろうと思えばやれるのだが・・・・。 そうだな・・・・とりあえず、バッハの「主よ人の望みの喜びよ」でもやりますか? この曲は僕らが1年の時に初めて全員で演奏した曲で、僕と家内の結婚式でも、同期のみんなに無理を言った演奏してもらった。 面白いかも。 旅芸人、ホテルの部屋でとりとめもないことを思っている夜なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 8, 2011 10:11:10 PM
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