詩「(泣笑)‐ナキワラ‐」
とても怖がりな私です
怖い話なんて私の前でしないでください
でも意地悪な貴方は からかうように話します
「幽霊なんているわけない」
そう自分に言い聞かせる私です(泣笑)
「幽霊はいるよ」と貴方
でも そんな貴方の意地悪が優しさだって
ちゃんと分かってたよ
そんな意地悪な貴方も含めて好きなんです
(ある日 あの人は死んでしまいました。不幸な事故です。あの意地悪な優しさも もう無くなりました。泣いて泣いて泣いてもあの人はもう戻りません。もう一度だけ会いたい会イたイアイタイ…)
ああ あんなに嫌いだった幽霊に
初めて思う
会いたい会イたイアイタイ…
今なら血だらけの貴方の骸が私を殺しに来ても
その躯を抱いてあげられるから
「幽霊なんているわけない」と願った私と
「幽霊はいるよ」と意地悪で優しい貴方
今は私も信じる
なのに何故貴方は私の前に出てきてくれないの?
ああ そうだった
貴方は私の前から消えただけ
まだ生きてたら幽霊にはなれませんよね
そうですよね(泣笑)