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A NIGHT AT THE VILLAGE VANGUARD, Vol. 1, 2/SONNY ROLLINS ロリンズはミディアム・スローがいい。I can't Get Startedや、All the Things You Areが白眉であろう。特に後者はテーマも無くいきなりアドリブから入るという、まことにライブらしい演奏で、よく聴かないと最初は何を演っているのかわからない。しかしこのゆったりしたテンポの中にこそ、ロリンズのアドリブの真髄が現れている。この人はバラードでは時に感動的な演奏をするが、そのバラードでの表現力が生かされているのだ。歌唱力といおう。この人ほどの歌唱力を持つテナー吹きは、今後そうそう現れないだろう。引退して欲しくない人の一人である。
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