|
カテゴリ:映画
陰日向に咲く を観ました。 シンヤ(岡田准一)と、母親の恋の軌跡をたどる寿子(宮崎あおい)。 ギャンブルで作った借金の返済のために シンヤがサラ金業者に命じられてやるようになった「オレオレ詐欺」で 知り合った名も知れぬ老婦人。 ホラ吹きのカリスマ・ホームレス「モーゼ」(西田敏行)と 彼に憧れるサラリーマン(三浦友和)。 崖っぷちアイドルの""みゃーこ""や彼女を応援するオタク。 東京に生きる「日の当たらない人たち」の人生は おかしくも哀しい。 彼らは、大型台風が接近する夏の東京で入り交じり 実はつながっていたその糸が明らかになっていくと同時に 絡まっていた糸がとりあえずほぐれる。 ここに描かれている人たちは「他人」ではない。 「他人」として観るのでは不十分だ。 彼らの生き様は、いずれも もしかしたらそうなっていたかもしれない自分の姿、 あるいはこれからもしかしたらそうなるのかもしれない自分の姿だ。 だからこそ哀しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 9, 2008 10:38:38 PM
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|