割とはまったことなので、少しここで共有しつつ自分メモ。
会社でのことで、「画像ファイルを開くときに、アクセス許可がないというエラーが出る」というご相談。
この手のお話って、インターネット検索すると、
「プロパティのセキュリティでアクセス許可を直せば大丈夫!」っていう情報ばっかりで、これだと解決差ませんでした…。
うん、アクセス許可は、「フルコントロール」にチェックが入っているし、MSペイントとかにドラッグ&ドロップすれば普通に表示される。
発想の転換が必要だったので、「ちょっと調べてみますね~」という感じで、情報収集。
今回の現象は、「画像ファイルをダブルクリックで開く」という作業をしようとすると、「アクセス許可」に絡んだエラーが出るというものです。
また、並行している別の不具合として、「スタート」メニューが開けないというものも。
…(。´・ω・)ん? それ、なんか原因がわかってきたぞ!
Windows10には、今までの「Windowsフォトビューアー」の代わりに、「フォト」というアプリが利用できるようになっています。…まぁ、評判はあんまりよくないんですよね。
理由は割とはっきりしていて、「起動の遅さ」とか「切り替えの重さ」なんかがあるんですよね。
あと、「フォルダ内のループ」ができないということもあったりするみたいですね。…総じて、「あまり良くない」w
で、この「フォト」ってアプリですが、ストアアプリの1種となっています。
ストアアプリっていうのは、Windowsのマークがくっつている手提げ袋みたいなアイコンのあんちくしょうからダウンロード・インストールができるアプリですね。
Windows10は「勝手に」いろいろなアプリをインストールしていますが、そのほとんどがここから登録されるわけです。
そして、あまり知られていないのですが、「スタート」メニューっていうのも一部でストアアプリの機能も内包されています。(…良い方はちょっと正しくないですが、「ストアアプリと仲良し」と思っていただければ)
ストアアプリの仕組みは、バックグラウンドで定期的にアップデートがかかっているらしく、アップデート中は、「スタート」が表示できなくなります!(時間で解決することが殆ど)
話を戻しまして、「フォト」もストアアプリのため、ストアアプリのアップデート中は起動しません。
…つまり、今回の画像ファイルがアクセス許可のエラーで表示できなくなった原因は、
「画像ファイルへのアクセス権限」ではなく、「起動できないアプリへのアクセス権限」のせいで、表示することができなかったという、はた迷惑なお話だったということですね…。
今回は、時間経過で解決することができたので、30分~1時間ほど置いておくというのが対策ということになります。
ちなみに、「再起動」を行っても、ストアアプリのアップデートは終わるわけではないらしく、再起動をしても、「スタート」は表示できず、画像ファイルもエラーで開けませんでした。…調べている間に、解決してしまったというお話です。
稀に、ストアアプリの不具合があるので、その際には、PowerShell経由での再設定なんかをすると良いらしいですが、ここではその方法については省きます。
Google先生が詳しいらしいっすよ?
ちなみに、他の人の役に立つかもしれないので、今回の現象は、
「Windows10」で、OSバージョンが「1903」という環境です。
CPUなんかはあまり影響ないと思うので、Windows10で画像ファイルがアクセス許可のエラーで開かない諸兄に試していただきたいところです。