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カテゴリ:雑記。
その日、わたしはいつものごとく、 時に従順に、隙あらば まな板の鯉のごとく机上に載せられた”ヤツら”を 神のごとき傲岸不遜さで我が物顔に通り過ぎていく無情なる”時”に 無謀なる戦いを挑んでいた。
間に差し込まれるランダムな休戦も功を奏さず、 激しい戦闘のすえ、ついにわが軍を重く鈍い暗雲が包み込んでいった。
ヤツらはまず、司令塔に狙いを定めた。 その作戦は冷酷にして的確。 威力は小さいが、断続的、永続的に、アタックされつづける。
応戦するもむなしく、司令塔はみるみるまに攪乱されていき、ついには兵士たちの士気までもが落ちていった。 最後まで。 最後まで、触れずにいられることを願っていた。 眉間にしわを寄せ、険しい表情で、司令塔は武器庫を開けた。 「いたしかたない」 もう、唯一残された打開策を決行せざるを得なかった。
化学の粋を集めて開発された、小さな小さな白い粒。
そして司令塔は、最後の命令を下した。
否。
下すはず、だった。
だが、 疲弊しきったその脳裏に浮かんだのは、こんな言葉だった。
「頭悪い。薬のも」
メタリックの外装に包まれた、白い兵器。 ロキソニンを握りしめたまま………。
ーーーーー 先生、大変です!(゜Д゜) 3号室の患者さんが!!
バカにつける薬を大至急…!!!
頭痛い、って言いたかったんだよ! なのに、出てきたのは、頭悪いだったんだよ!!! ゜(゜´Д`゜)゜うゎぁん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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