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テーマ:気になるTVドラマ、映画(49)
カテゴリ:イギリスドラマ:SHERLOCK
NHKBSプレミアム英国ドラマ『シャーロック』を見ました。
第1弾は「ピンク色の研究」でした。こちらの元ネタはシャーロック・ホームズの初登場作品にしてワトソンとの出会いを描いた『緋色の研究』です。 しかし『ピンク色の研究』オリジナルだと『 A Study in Scarlet』が『A Study in Pink』に変わるだけなのですが、日本語にすると何だか間抜けですね オリジナルはこんな内容です。 医学博士ジョン・H・ワトスンはイギリス軍の軍医としてアフガニスタンの戦場に赴くが、左肩に重傷を負い(後の作品では負傷したのは脚となっており、ホームズシリーズの謎の一つ)、イギリスに送還された。為す事もなく過ごしていると、かつて助手をしていた男からシャーロック・ホームズという特異な人物を紹介され、ベーカー街221Bで共同生活を開始する。初対面にもかかわらず、ワトスンが負傷してアフガニスタンから帰ってきたことや、見も知らぬ男の前歴を言い当てたホームズの観察力と推理力は、ワトスンを驚かせる。 共同生活を始めて間もなく、ホームズの元にスコットランド・ヤードのグレグスン刑事から殺人事件が発生したとの手紙が届き、ホームズはワトスンを連れて現場に向かう。グレグスンとレストレイド刑事は難事件にお手上げの様子である。殺されていたのは立派な服装の中年男で壁には RACHE (ラッヘ:ドイツ語で復讐の意)と血で書かれた文字があって、女の結婚指輪が落ちていた。ホームズは綿密な現場検証をして、被害者が毒殺されたことや犯人の人相・特徴を推理し、第一発見者の巡査に事情聴取をしたりと、次々に捜査を進めた上、新聞に結婚指輪の拾得記事を出す。指輪を使って犯人をおびき出そうというのだ。予想通り指輪の受取人が来るが、ホームズが推理した赤ら顔の大男ではなく、老婆であった。しかもその老婆を尾行したホームズは見事に巻かれてしまう。 一方グレグスン刑事はドレッバーが秘書のスタンガスンと共に下宿していた家の女主人の息子である海軍将校を逮捕。続いてやって来たレストレイドが、秘書のスタンガスンが宿泊先のホテルで刺殺死体で発見されたと伝える。ホームズは、準備万端整えた上で辻馬車を呼ぶ。何事かといぶかしむワトスン、グレグスン、レストレイドの前で、ホームズが犯人だと指摘したのは…。犯人は秘させてもらいました。 この小説結構長くて第二部ではこの事件のそもそもの因縁が描かれていますが、ドラマではこちらはすっぱりカットされています。 今夜放送された『ピンク色の研究』でも、基本的な内容は踏襲されてますが、メールやパソコンが当たり前のように登場し、交通機関も現在のものが使われてます。ただ変わらないのは相変わらずイギリスがアフガンに行っているってこと… シャーロックと知り合って間もないワトソンが店に入ると、主人から恋人どうしだと間違われたり、お互いをゲイなのかと探り合うような会話をしたりする所が個人的にはツボでした。いや、絶対ボーイズラブものではネタにされてるだろうなこのコンビと思っていたもので。 どうしてもこのドラマが好きだったのでブルーレイを買いました。 ワトソンのトラウマから解放される回でもあったのですね。ドラマではワトソンはただの筆記者&親友(まだ今はぎこちないけれど)ではなく、ホームズをこちら側に引き戻してくれる役割を担っています。 彼は犯人と対峙しながら、彼を警察に突き出すことはせずに、挑発に乗ってしまいます。勿論自分が勝つという絶対の自信があってのことでしょう。でも、何事も確実はありえません。 犯罪者の心理を読み解くことができるホームズは、一歩橋を渡れば、犯罪者の側に簡単に行けるのです。普通の感覚なら、ああいう賭けには乗りません。ノーマルであるとはどういうことか、これからホームズは偉大なる凡人ワトソンと共にいることで学んでいくのでしょう。 それにしても兄弟げんかに監視カメラを使うなんてどういうオニイチャンだ、マイクロフト。原作よりよほど面白いぞ。 第2話『死を呼ぶ暗号The Blind Banker』 夜間の銀行の一室に何者かが侵入し、壁に黄色のペンキで意味不明のメッセージを残していった。シャーロックはすぐにメッセージが、銀行で働くヴァン・クーンという人物当てだと推理。だがすでにヴァン・クーンは自宅で死んでいた。さらにジャーナリストのルーキスも同様のメッセージを見た後に殺される。2人とも殺害現場は密室だった。そのころ、博物館で働いていた中国人女性スー・リンが突然仕事を辞め、姿を消す。 元ネタ暗号というのならば、『シャーロックホームズの帰還』にある【踊る人形】が思い当たります。どこにでもあり、誰でも持っている本を鍵として暗号を解読する方法は、『恐怖の谷』が元ネタという説もあります。 中国雑技団も出てきてシャーロックとカンフーファイトをやります。武闘系意外に好きそうなシャーロックと、からっきしダメのジョン。オリジナルよりジョンは前面に出ていますね。その分だけ酷い目にあう確率も高くなっています。今回も再就職を果たしたジョンのデートが散々な目にあってしまうけれど、三話でもこの彼女との仲は続いている様子。みんなすごい心臓だなぁ。 銀行に大学時代の友人(いや、知り合いか?)を訪ねていったシャーロックがジョンの事を「友人だfriend」と紹介するのですが、すかさずジョンが「同僚だcolleage」と言い直します。ちょっと傷ついたようなシャーロック。 第3話『大いなるゲームThe Great Game』 兄マイクロフトが公務員の死と国家機密データに関わる事件の調査依頼にくるが、受ける気は毛頭ない。同じころ、アパートの爆破事件現場でシャーロック宛ての封筒が見つかる。中には携帯電話。携帯のメッセージが示していたのは、5つの爆破殺人の予告と謎解きの挑戦だった。人質の命をかけ、シャーロック対謎の爆弾魔の頭脳ゲームが始まる。 前半の兄マイクロフトが頼む事件というのが、ブルースパーディントンプログラムを入れたUSBと担当者が行方不明になった案件。この元ネタは【シャーロックホームズ最後の挨拶】に収録されている『ブルースパティントン設計書』です。ラストの短編集に載っていた作品を、いきなり彼の人(名前は言えません、ってハリーポッターか)との対決に絡めてくるなんて何と贅沢な! ジョンの書いたブログが良くも悪くも評判になって、ますます変人扱いされてしまうシャーロックと、冷蔵庫に生首があっても同居人を見捨てないジョンのツンデレコンビがいい。現代によみがえったらこんな感じなんだろうなぁというリアリティがある。ただこんなジョンでもシャーロックの倫理観と犯罪の考え方には納得がいかない様子。一連の爆弾魔との勝負を楽しんでいるかに見えるシャーロックをたしなめるシーンがあります。「君は人質が心配じゃないのか?」「じゃあ心配したら助かるのか?」これと同じ事は軍医であるジョンも体験したことがあるはずなんですよね。患者に同情すれば助かるわけではない。患者に生命力があり、なおかつ技術があれば助かる。だから自分は自分のベストを尽くすしかない、と。 但しシャーロックの事をよく知らない人にはやっぱり冷たく見えてしまいますよね。 ブルーレイにはコメンタリ―が挿入されているのですが、途中でマーティン・フリーマンが「退屈だ」と言って消えてしまいます。うーん、これって演出なのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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