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January 4, 2014
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みなさん、おせち料理沢山たべましたか?昨日は有楽町付近の火災で新幹線がかなり乱れたようですね。影響を受けた方もいらっしゃるのでしょうか?

本日はイギリスの有名なミステリーシリーズを紹介します。


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幼き子らよ、我がもとへ
Suffer Little Children
ピーター・トレメイン

嵐の中故郷に向かうフィデルマの前に老婆が現れ「向こうの気味悪い宮殿には、死が居座っとりますでな。死は、あそこに近づく者を皆、捕まえちまおうよ。命が大事なら、この惨めな土地から、今すぐ立ち去りなされ!」と告げる。『死をもちて赦されん』にも似た禍々しいオープニングで幕を開ける本作は、フィデルマと彼女の故国モアン王国に最大の危機が訪れる。モアン王国内の修道院で、隣国ラーハンの尊者ダカーンが殺された。このままではモアンとラーハン二国間の戦争に発展しかねない。王位継承者の兄に頼まれ彼女の従兄が院長を務める修道院に調査に向かったフィデルマは村が襲撃される現場に行きあう。

 これまで主に国外で活躍していたフィデルマが今までにないプレッシャーを背負って故国で大活躍。新たな相棒として騎士カースがフィデルマと共に行動するが、まあ彼への風当たりのきついこときついこと。戦うことにおいてプロフェッショナルであるカースは、フィデルマの宗教問答に全然乗ってこない。当たり前と言えば当たり前だが、エイダルフという比較対象がいる彼女はおさまらず、二言目には
「エイダルフが連れであって欲しかった。」
といつもの如き感想。キツイ口調でついカースに当たってしまうこともしばしば。ところで、フィデルマが回想するエイダルフとのやりとりといったら、
「彼女がさしだす餌に、彼は機嫌よく食いついてきたものだった。」
「素早く繰り出される剣のように俊敏な彼の精神を相手に、突きを入れたり身をかわしたりすることができないのが淋しい」
何だか好意を抱く者同士の会話というよりハーバード白熱教室みたい。もっと普通に素直に会話すればいいのにね。

 さてこのように、恋する女子的にはトホホな面もあるフィデルマだが、こと法律家かつ真実を探求する者としては、頼りがいのある所を見せてくれる。結果次第によっては自分の兄を窮地に追い込むかもしれないと知っても、真実を歪めようとはしない。幼い子らが酷い目にあっているのを見過ごせず、自ら(とカース)の危険も顧みずに敵地に飛び込む。そして国の思惑で幼く弱き者達の命が脅かされることに憤る。そんな彼女に更なる情を解する力が加わると百人力なのだが、こればっかりはなかなかすぐに身に着くものでもない。今回のように大きな代償を払って、少しずつ備わっていくことだろう。







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最終更新日  February 2, 2019 12:12:04 AM
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