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February 15, 2014
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いや~積もっちゃいましたね~。
今まで仕事してたんですけど、ふと外を見たらベランダに雪が…。そして寒いです。
それでは皆様お休みなさい。

紹介するのはフランスが舞台のミステリーです。


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フランスは恋愛に寛容な国だ。日本では愛人騒ぎが起これば即辞職だが、フランスの首相にせよ俳優にせよ、隠し子騒動が起ころうが糟糠の妻を捨てて若い女性と再婚しようがお構いなし。そういったお国柄なのかもしれないが、ブルーノが元カノイザベルと事件絡みで再会して、別れ際に「外へ出て彼女を抱きしめるべきだったのに」と悩むシーンが二度もある本作は、フランス人の感覚だと「うんうん、わかるわかる。」ってなものだろうが、日本人感覚だと「パメラっていう恋人がいるのに何悩んでるんだ、全く!」とイライラ。まあ、こういった恋愛事情の違いを楽しむのも、本シリーズの魅力の一つということでしょうね。

 さて、今回のお題はトリュフだ。トリュフ市に粗悪な中国産のトリュフが紛れ込んでいるらしい、と狩猟仲間のエルキュールに言われたブルーノは聞き込みを始める。だが、その矢先にエルキュールが何者かに残酷な方法で殺される。“エルキュール”と言えば、ミステリファンならクリスティの名探偵を想起するだろう。彼はベルギーで警察官として働いた過去があったが、本作のエルキュールもかつて情報部で秘密警察官として働いており、捜査の世界とまんざら無縁ではない。また、エルキュールはそもそもギリシャ神話のヘラクレスが語源となっているので、腕力にも自信がある男の方が、ふさわしい名前と言えよう。ならば本作のエルキュールの方が、イメージに近そうだ。シリーズで毎回食卓シーンが話題になるが、彼を偲んでブルーノがトリュフ料理を一人で作るシーンも、ぜひ映像で見てみたい名場面だ。

 スパイ映画やアクション映画でかつての悪役(ロシア、中東)が姿を消しているが、ミステリの世界でもいよいよアジアが主役になったようだ。長閑な村サンドニでも、ベトナム人と中国人の反目が明らかになったり、中国人の秘密結社や密入国があったりとアジア絡みの話題が多い。今後、現実世界で中国の台頭が進めば、フィクションもそれに倣ってゆくのではないか。巨大化する敵に対峙するブルーノだが、毎回『ダイ・ハード』シリーズのマクレーン刑事も真っ青の危険に飛びこんでいくシーンがあり、ハラハラさせる。恋人もいることだし、ぜひぜひ自重して欲しいものである。

 恋人といえば、第二作のレビューでブルーノの恋愛模様について“作品の数だけ女性が現れるのか”と書いていたが、やはり第三の女性が登場!(やった!)バツイチの女性で子持ち、そしてブルーノに感謝している。パリ好きなイザベルについていけば、大好きなサンドニを離れなければならない。パメラを選べばサンドニにいられるが、彼女はどうやら子供好きではないらしい(ブルーノは子供好き)。さあ、村にいてくれて、子供もいる彼女という選択肢はあるのか!?とはいえ、一応ラストではパメラと和解するので、本作だけではまだ確かではない。事件の決着はついたものの、恋愛模様はまだまだゴールは遠そうである。






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最終更新日  February 15, 2014 02:01:28 AM
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