映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

オリンピックが終わり選手達が戻ってきましたね。スノボの平野選手や羽生選手はまだ10代ですが、恐るべき10代だなぁと思いました。それにしても外国人記者のインタビュアーイジワルで浅田真央選手に聞いたんだろうか？森元首相の発言に対するいい返しだったと思います。

さて、こちらの映画も気が強い女性が登場しますよ。

蒼井優ちゃんがパティシエを目指す映画洋菓子店コアンドルを見ました。


洋菓子店コアンドル
Patisserie Coin de rue

出演
江口　洋介　嶋田　久作　蒼井　優　佐々木　すみ江　戸田　恵子　加賀　まりこ

8年前、突然スイーツ界から姿を消した十村は有名店からの誘いを断り続け、伝説のパティシエと呼ばれた腕前を披露することはなかった。一方、鹿児島でケーキ屋の娘として腕を振るっていたなつめが恋人を追い掛けて上京し、ひょんなことからスイーツ激戦区の東京で大評判の有名洋菓子店で十村と出会う。十村の知人・依子がオーナーを務めるコアンドルで見習いとして働き始めるなつめ。依子や仲間達、常連客に支えられながら、一生懸命に自分の居場所を見つけようとする彼女の姿に、十村の心は動かされ、少しずつ過去と向き合い始めていく。そんなある日、依子が怪我をしてしまい、コアンドルは最大のピンチを迎えるが…。

蒼井優さんが演じるのは『フラガール』にしろ『雷桜』にしろ、一見大人しそうに見えても芯が強いヒロインが多い。今回も例にもれず芯は強いが、ヒロインと呼ぶには少々難ありだ。とにかく思いこみが激しい。自分の作ったケーキが認められないと「何でだめなんですか！」幼馴染みの海くんが辞めたと聞いて「いじめたんでしょ」とオーナーの依子や先輩のまりこに詰め寄る。恐らくは振られた彼女の事を思って居場所を黙っていたであろう事に対しても「何で黙ってた！意地悪！」と自分の感情だけで突っ走る。海と再会しても彼の言い分を聞かず「頑張っても無駄だから一緒に田舎に帰ろう」と誘う。自分が信じることが一番正しいと思っているから、ちょっとでも違っていようものなら感情を爆発させる。これ、優ちゃんが演じていても結構嫌なキャラだ。恋愛映画ではライバルに配されそうだ。そんな彼女の強引さが娘の死から立ち直れなかったシェフを引っ張りだすのだから妙なものだ。
今どきのヒロインならば、ちょっと性格に難があっても優れた味覚があったりの平凡キャラ。それで何で「ＮＹで修行してこい」になるのか良くわからなかった。クライマックスの晩さん会で新メニューを出すとか、どこかヒロインならではのきらめく瞬間があると良かったかも。登場するケーキは皆おいしそうで食べたくなった。

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