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March 14, 2014
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みなさん、こんばんは。ちょっと暖かくなってきましたね。ドイツミステリを紹介します。


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深い疵
Tiefe Wunden
ネレ・ノイハウス

 ドイツ警察のオリヴァー&ピアシリーズの第三作目だが、日本で刊行されたのは本書が最初であり、次に第四作である『白雪姫には死んでもらう』の刊行という順番になっている。

 著者の作品のうちこの作品を最初に、と決めた理由はよくわかる。まず、殺されたユダヤ人が親衛隊員の刺青をしていたというミステリーとしての意外性。繋がりがあるようでないような連続殺人。Maximumな素材として、世界中で普遍ともいって良い純然たる悪=ナチスドイツを取り上げ、Minimumな素材として“ドイツの名家が実は様々な問題を抱えていた”という、外見と内実の乖離なるテーマを取り上げていて、多くの読者がとっつきやすい。また、捜査する側の警察内部でもごたごたがあり、オリヴァー&ピアが上司との軋轢で感じる不平不満は“事件は現場で起きている!”でお馴染み『踊る大捜査線』の青島刑事を彷彿とさせるような既視感がある。冒頭から犯人らしき複数人物の行動を読者だけにちらり、ちらりと見せておき、未だその事実を知らない刑事達の行動を俯瞰的に見る楽しみも味わわせてくれる。クライマックスに至っては国境を越えたチェイスシーンもあり、充分映像化に耐えうる作品だと思う。

 但し、作中にはオリヴァー&ピアの二作目以前を踏まえた言動があり、やはり第一作から刊行して欲しかったと思った。また、登場人物のシリーズを通しての成長を見たい、という向きから言えば、扱う事件の種類はともかく、やはり時系列的に見たいのではないか。

 自身は四作目を読んでから三作目に向かったが、オリヴァーの女性関係に関するワキの甘さ(薬が入った酒を飲まされ、あんなことをするなんて刑事としてどうなんだ?しかも、あのお堅いドイツで!)はどうも本作から続いていたことがわかり、第一作めではいったいどういう展開になっているのだろうと気になって仕方がない。戦略もあろうが、出来れば全ての完結作である第五作は最後に刊行して貰えるとありがたいものだ。






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最終更新日  March 15, 2014 08:02:09 PM
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