映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

知る人ぞ知る、あのカルトTV番組が映画X-ファイル：真実を求めてになって戻ってきました。



X-ファイル：真実を求めて
THE X-FILES: I WANT TO BELIEVE

出演
デビッド・ドゥコブニー　ジリアン・アンダーソン　ビリー・コノリー　アマンダ・ピート
監督＆脚本
クリス・カーター

FBIの女性エージェントが不可解な失踪を遂げ、モルダーとスカリーが捜査協力を要請される。サイキックな透視能力で手がかりを探り当てる神父ジョーが事件解明の鍵を握っていることを知った彼らは、対立しながらもおぞましい事件の核心に迫る。

全世界で社会現象を巻き起こした海外ドラマの金字塔「X-ファイル」の、10年ぶりとなる映画版第2弾。オープニングは勿論、あの口笛のメインテーマ。FBIからも不可解な事件からもすっかり手を引いて、医師として働いているスカリーは、ある子供の患者の治療を巡って病院内で対立していた。スカリーがやりたいと思っている治療は、子供に苦痛を与えるのだ。気が強く、モルダー相手にも自分の説を曲げない彼女らしさが変わっていないことを窺わせる。一方モルダ―は何で食べてるんだろう？と思わせるようなむさい暮らしぶりでスカリーにも「何なのその髭！Ugh, scratchy beard! 」と言われる精ひげ姿で登場。「FBIに濡れ衣を着せられた！」ときっぱりスカリーの申し出を断るが、オカルト大好きの性格だけは抑えられない！とやっぱり捜査に参加。そして参加してからは、俄然モルダ―が捜査を引っ張っていく。

彼等の前に現れるのが「ヴィジョンが見える」と言い放つ神父ジョー。彼が小児性愛者だと聞いてスカリーは懐疑的になる。しかし、いんちき預言者の彼が言うことが、今の治療を続けるべきか迷っていたスカリーの心を揺り動かす。今回のタイトルは「I Want To Believe」虚を信じるモルダ―と事実しか信じないスカリーが信じるものは、事件の真相に迫ってゆく中で、やがて重なり合う。現実の中にも嘘があり、嘘の中にも真実がある。2人が出会う事件は世の中の縮図だ。

二人が「あなたが頑固だから愛してるThis stubbornness of yours, it's why I fell in love with you. 」「だから僕達は一緒にいられないんだIt's like you said. That's why we can't be together... 」なんて会話を交わしたり、キスシーンがあったりして驚いた。いつの間に二人は恋人同士になったの？

あの無精ひげはドゥカブニ―自身も嫌だったそうだ。5年ぶりにスカリー役に戻ったアンダーソンはその大変さをNew York Timesに語っている。


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