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テーマ:おすすめ映画(4059)
カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんばんは。日本でも陪審員制度が始まっていますが、人が人を裁く難しさは今も昔も変わりません。その点をテーマにした映画を紹介します。
裁きは終りぬ JUSTICE EST FAITE/JUSTICE IS DONE 出演 ミシェル・オークレール 監督 アンドレ・カイヤット 脚本 アンドレ・カイヤット シャルル・スパーク ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞 ベルリン国際映画祭金熊賞 薬学研究所に勤める女性エリザが、ガンに侵された恋人ボードレモン氏を安楽死させた。それは彼が望んでいたことでもあったのだが、彼女は裁判にかけられてしまう。そして陪審員は、各人の気まぐれな観点から、無罪・有罪を判断するが…。 給仕のフェリクス、農夫のマラングレ、古美術商のミクラン夫人、母と暮らす裕福なモンテソン、タイル製品商人のコドロン、退役軍人のアンドリュー、印刷工のフラヴィエ。 当初フェリクスは陪審人に選ばれた事を婚約者との結婚の決め手に利用しようと考えていた。傍聴券を両親の分手に入れ、婚約者は新しいネクタイを買い、質問すらも自分をよく見せるためのパフォーマンスと心得る。だが陪審員の役目をいい加減に考えていたかと思えばそうではない。 フェリクス「ひとりの人間を裁くのに無作為に7人選べばどんなに最善を尽くしても有罪か無罪かサイコロで選ぶようになってしまう 恐ろしいことだ」 フラヴィエは乱暴な息子マチューに悩み妻ベアトリスとの口論で遂に 「私たちが救われる道を探してきたがあの子が普通に生きられず二人が別れる原因になるなら取るべき最善策は」 「殺す?命を奪う権利がある?あの被告も同じだわ 無罪にしたら?」 と言われる。陪審員という人を裁く立場にありながら、自らも被告と同じ立場に置かれた彼の判断は 「他人を裁くことに問われた時答える根拠は一つ 自分なら同じことをしたかどうかだ」 ミクラン夫人はホテルで好青年と出会いてっきり自分に好意を抱いているものと思ったが、彼には隠れた目的があった。私怨から意見を述べてもよかったのに彼女はあくまでも客観的な立場を崩さない。 モンテソンは、裁判の最初から婚約者がいながらつきあっていた女性ある女性につきまとわれる。裁判所で待ち伏せされ、途中の道で立たれ、家にも電話をかけられる。最終的に彼女は自殺を図り、「彼女の家族がお前の責任だと言ったら?」と母親の台詞にもあるように、今度は自分が裁かれる立場になりかねない。 「罪を犯した事のない者がこの女に石を投げよ」というキリストの有名な台詞があるが、 罪を犯すかどうかの崖っぷちに立たされない事がない人はいない。そしてまかり間違えば、今度は彼等の出す判決が殺人行為となることもある。 「私たちに殺人は許されてない だがあなたの有罪宣告は彼女を死刑に それも殺人だ」 登場人物に持論を語らせたのち、映画は元弁護士の監督のモノローグで終わる。 「 陪審員の責任である 誰が被告の行動総てを説明できようか 家族や友人の行動を説明できるものなどいない 数時間で他人を理解し動機を判断して刑を定めるなんて」 死刑になってしまえば判決が本人の更生に役立ったのかどうかもわからない。それでも陪審員制度は続き、「裁きは終わ」らせなければならない。判決を一生背負わずに済む陪審員と、結果を背負い続ける被告の対照的な姿を描いて映画は終わる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 14, 2024 06:46:32 AM
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