映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんにちは。星野監督の退任と、ノーベル賞受賞のニュースが飛び込んできましたね。
さて、今日はパパラッチに倍返しする男の映画を紹介します。

パパラッチ
PAPARAZZI

出演
コール・ハウザー　デニス・ファリーナ　ダニエル・ボールドウィン　トム・サイズモア　ロビン・タニー　
マシュー・マコナへー　メル・ギブソン　ヴィンス・ヴォーン

新作映画『アドレナリン・フォース（何かわかりやすいタイトルだな～）』で大成功を収めた俳優のボー・ララミーは、愛する妻アビーと息子のザックとともに郊外の新居で何不自由ない生活を始めた。しかし、パパラッチのレックスの罠にはまったボーは、次々とスキャンダル写真を発表されてしまい……。

問題作『パッション』など意欲的な映画製作を続ける俳優メル・ギブソンのプロデュース。何かと激しい人だとは知っていたけれど、制作総指揮のメルの主張がこの主人公の行動だとすると果たしてこれでいいの？と思う。穏やかな日本人だからか。

まあレックスは最低のパパラッチだ。 ボ―の車を追いかけたあげく事故を起こしたのに知らん顔で、アビ―達の血まみれの写真を撮り続ける。仲間の写真家も負けず劣らずでアビ―のドレスの肩ひもを落として扇情的な写真を撮ろうとする。同乗していた女性が怖がっていると感じたレックスは彼女に薬を飲ませて乱暴し口止めする。確かに、彼等に同情の余地なんてない。だが「だから殺してもいい」とはいえない。やはり法の裁きを受けさせるべきではないか。刑事達がきちんと事件を調べているし、デニス・ファリーナ演じるバートン刑事は決して無能ではない。

ボ―は弁護士や警察に頼ることなく、たった一人でこの写真家たちを一人一人血祭りにあげていく。ハリウッド俳優達がパパラッチに向けた悪意を一人で背負うかのように、ある時は知的に、ある時は正攻法で。そしてバートン刑事は遺留品からボ―の行為を疑いながらも何も言わない。そして何事もなかったかのように、『アドレナリン・フォース2』の試写会で、ボ―は別のパパラッチに応えて終わる…というエンド。半沢直樹みたいに目には目をってこと？やりたいことをやっていいなら、法律や警察は何のためにいるんだ？という事になってしまう。これがメルの願望だとしても、フィクションに留めておくべきだろう。本人は涼しげな顔で精神科医にかかっている患者の一人としてカメオ出演しているが。

映画「パパラッチ」
この作品情報を楽天エンタメナビで見る

【楽天ブックスなら送料無料】パパラッチ [ コール・ハウザー ]楽天ブックス