映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。今みなさんの所では雨が降っていますか？
こちらでは少し雨が強く降ってきました。

さて今回はアメリカ映画を紹介します。

理想の彼氏
The Rebound

出演
キャサリン・ゼータ・ジョーンズ　アート・ガーファンクル

子供達を送りだしたサンディは、誕生日の映像をパソコンで見ていて、ふとあるデータを開く。そこには夫が長年にわたって隣人の妻と浮気中の映像が。子供達と荷物をまとめてニューヨークにやって来た彼女は、スポーツ・ジャーナリストになる夢を再び追うことにした。引っ越し先のアパートの下にあるカフェで働く青年アラムと知り合い、ひょんなことからベビーシッターを頼むことに。妻がグリーンカード目当てで結婚した事にショックを受けてまだ離婚に踏みきれないでいたアラムに、両親は「立派な大学を出たのに時間を無駄にしている」と手厳しい。友人の紹介するデ―ト相手にうんざりしたサンディは、やがてアラムと惹かれあうようになっていく。

子育てのブランクも何のその、自分で作っていたグラフを持っていってスポーツ・チャンネルに一発合格するサンディはなかなか優秀なキャリアウーマン。最初は単なる資料作りから原稿作成、果てはキャスターとどんどんステップアップ。『マーサの幸せレシピ』でも優秀なコックを演じていたジョーンズは、てきぱき仕事をこなす女性がよく似合う。おまけに美しければ相手は引く手あまたで、それこそ友人が紹介するような地位ある男性と結婚すればセレブカップルになれること請け合いなのだが、彼女が惚れたのは24歳の親と同居する年下男アラム。このアラムが本当にいい人なんだなぁ。癒し効果抜群というか。仕事バリバリやる女性にとってはベストの相手だと思うよ。でも最初は良かった癒し効果が、自分が仕事をしたり将来を一緒に進む事を考えると物足りなく思えてきて、二人の間がぎくしゃく。でもこれも、キャサリンを我儘な女性としては描いていない。彼氏としては理想だがパートナーとしては？という問いかけが邦題にはあるのではないか。ちなみに原題は“繋ぎ”という意味。ただキャサリンと別れたアラムがなぜそのような選択をしたのかという動機が描かれず「そういう選択をした」という事実だけが画面で説明され、二人の再会もラストをハッピーエンドにするために無理やりくっつけた感が否めない。

監督は、人気女優ジュリアン・ムーアの夫としても知られるバート・フレインドリッチ。

(C)Rebound Distribution, LLC
映画「理想の彼氏」
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