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テーマ:おすすめ映画(4059)
カテゴリ:ベネディクト・カンバーバッチ
みなさん、こんばんは。
今総理の会見を見ています。野党は争点を消費税にしたいだろうけど、今回の選挙で買ったら自民党は消費税だけでなく集団的自衛権や秘密法などその他の事についても信任されたと主張しそうで、暴走が恐ろしい。賃金が上がると云っているけれど、どうせ一部の大企業だけでしょう。大企業がその恩恵を中小企業に向けていた時代はもう終わっているし、工場については海外流出してしまっている。 ところで高倉健さんが亡くなりましたね。不器用な男が様になっていました。 さて、不器用、頑固といえばこちらの映画のお父さんも負けていません。 映画戦火の馬を見ました。 戦火の馬 War Horse 出演 デビッド・シューリス トム・ヒドルストン ピーター・ミュラン ベネディクト・カンバーバッチ エミリー・ワトソン 監督 スティーヴン・スピルバーグ 音楽 ジョン・ウィリアムス 農村に住む少年アルバートの愛馬であるジョーイが軍馬として騎馬隊に売られ、フランスの戦地に送られてしまう。敵味方の区別を知らないジョーイの目に、戦争は愚かさで悲惨なものとして映るだけだった。一方そのころ、アルバートは徴兵年齢に満たないにもかかわらず、ジョーイと会いたいがため激戦下のフランスへ旅立つ。 飲んだくれの小作人が後先考えず地主への腹いせで買ったのがそもそもの始まりだった。しかしジョ―イは幸運だった。生まれた時から彼を見守ってきた少年アルバート(アルビ―)がいたからだ。兄弟に肥えた土地を譲り痩せた土地で暮らす父と、「小作料もないのに馬なんか買って!」と叱るけれど、父がしゅんとすると「あなたを憎んだとしても愛が消えることはないわI might hate you more, but I'll never love you less. 」と熱い台詞で支える肝っ玉お母さんのもとで育った彼は、とても素直で真面目な性格だ。だが戦争という世界を巻きこむ波が、ジョ―イとアルバートを引き離す。ラッシ―ならばどんな遠い所にやられても飼い主の元に戻れたかもしれない。しかしジョ―イは馬で、戦争は馬を必要としていた。 アルバートに「必ず君の元に返す」と約束した英国将校、彼の死後はドイツ軍から逃亡した兄弟、両親を亡くし祖父と暮らす優しい少女、そして再びドイツ軍、そしてドイツ兵と鉄条網を外して賭けでジョ―イを手に入れたイギリス兵士。目まぐるしく飼い主を変えながら、ジョ―イは兵士達と共に戦火を駈ける。 最も無垢なる存在として浮かぶのは幼子であるが、動物はさらに無力だ。しかしジョ―イは優しい目で人間達の愚行を見つめ、頼れる友人として共にある。「僕達はラッキーだ 出会ったときからずっとWe'll be alright Joey. We're the lucky ones, you and me. Lucky since the day I met you. 」これほどの絆で結ばれた少年と馬が再会するまでの波乱万丈を、主に馬に視点を当てて描く。第1次大戦中、英国では100万頭の馬が軍に徴用され、6万頭しか生き残れなかったそうだ。これだけ有為転変を繰り返しながら再会するなど殆ど不可能に近い。人でさえ会えないのだ。映画のような事は起こらない。だからこそ私達はジョ―イとアルバートの邂逅を喜べるのだ。 こうでなくてはならない、という理想的な姿として。 1982年にマイケル・モーパーゴが発表し、舞台版は第65回トニー賞で5部門に輝いたイギリスの小説を巨匠スティーヴン・スピルバーグが映画化。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 3, 2019 07:45:09 PM
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