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November 24, 2014
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みなさん、こんばんは。連休もあっという間にあと1日ですね。

人生にはいろんな日があります。いい日も、わるい日も。
家族も同じ。いい時も、わるい時も。
そんな日常を描いたイギリス映画を紹介します。

『人生は、時々晴れ』 マイク・リー / アミューズピクチャーズ

All or Nothing
出演
ティモシー・スポール
レスリー・マンヴィル

監督&脚本
マイク・リー

2002年カンヌ国際映画祭正式出品作品
2003年ロンドン批評家協会賞主演女優賞作品賞

「人生晴れたり曇ったり」といった時代は、遠い過去。
今では、「時々でも、晴れてくれれば、もうけもの」
そんな思いで毎日暮らす
サウスロンドンの低所得者向け集合住宅に住む3組の家族が描かれる。
タクシー運転手フィルと内縁の妻ペニー、老人ホームで働いているレイチェル、
無職の息子ローリー。
フィルの同僚ロンとアルコール依存症の妻キャロル、無職の娘サマンサ。
そしてランドリー業を営むモーリンと娘のドナ。

3組の家族の間では、「FXXK」「FXXKING」「FXXK OFF」という
言葉が頻繁に登場する。あんまり多いので、途中で何回言ってるのか
数えるのをやめてしまった。聞いていてあまり気持ちのいいものではないし、
とてもじゃないが、暖かい家族物語が始まるようには
見えず、初っ端から気分が滅入る。

この映画のチラシの写真は、会話も続かず、視線も交わらない
フィル達家族の関係を、的確に現している。
食事どき、皆見ている方向がばらばらだ。フィルとレイチェルは皿の上の食べ物を、
ローリーはテレビ画面を、ペニーはローリーを。

フィルはそんな食事の席で、花束を持った老人を墓地まで乗せた話を
する。

妻の墓参りに来た(と思われる)老人の行動に、
何か感じるものがあったのだ。
でも、誰も話に興味を持ったそぶりを見せない。
フィルは尚も話を続けるが、ペニーは、
フィルがたいした距離ではないのに、この老人に
規定の最低料金を払わせた、と咎める。話の重点は
そこではなかったので、フィルは話を戻そうとするが、
ペニーは聞かない。結局彼は、押し黙る。
レイチェルは、自分から話し始めるタイプでは
なく、ローリーは自分勝手に喋るか、TVに夢中。
会話が続くはずがない。
彼等は、もう、たとえ相手が家族でも、
必要以上に自分以外の人に
関わる事を厭うようになったのか。

いや、そうではない。
家族の事を、ちゃんと見ていた。
行方不明だったフィルが、ローリーの運ばれた病院にやって来た時、
ペニーはまず、批難の言葉を浴びせるが、
自分の事しか気にしていなかったようなローリーは、まず「大丈夫か?」と父親を気づかう。
ずっと黙ってきたレイチェルは、階段に座りこみ、ペニーのフィルへの態度を、最小限の言葉で抗議する。
「ないがしろにしてたわ。」
そして会話を続けようと努力してきたフィルも、「もう、愛してないんだろう?」とペニーに感情をぶつける。
家族一人一人が、遂に顔を上げ、相手に向かって
話し始める。派手なBGMはなくても、確かに、
ここは映画のクライマックス。

暮らし向きが、急に楽になる。息子の
病気が奇跡的に治る。そんなドラマティックエンディングの代わりに監督が用意したのは、何の変哲もない場面。
フィルが再び、家族達に乗せた客の話をする。
でも彼等は、前とはどこか違う。
何が、どこが、違うのか。
そうっと、そうっと、見てごらん。



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最終更新日  June 26, 2017 11:26:58 PM
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