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カテゴリ:海外のミステリー&ファンタジー小説
みなさん、こんばんは。
今日は珍しく晴れて、蒸し暑いほどでしたね。また今朝ほどの地震にはびっくりしました。また大きな地震がきそうで怖いです。 さて、NYも最初は今のような大都会だったわけではありません。犯罪を取り締まる警察にも、街にも何でもはじめてはあったのです。 そんなNY黎明期を舞台に描くミステリーです。 7は秘密 Seven for a Secret リンジー・フェイ 映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』の一幕。1846年、ダニエル・デイ・ルイス扮するビル・ザ・ブッチャーが率いる‘ネイティブ・アメリカン’と、リ―アム・ニーソン扮するヴァロン神父が率いるアイルランド移民のグループ、‘デッド・ラビッツ’が衝突し、ビルがヴァロン神父を殺して決着がつく。奇しくも同じ年、NY最初の警官ティムは、白人と黒人の混血女性ル―シ―から助けを求められる。 シリーズ第一作『ゴッサムの神々』ではカソリック教徒の多いアイルランド移民とアメリカ育ちのプロテスタントの争いが焦点だったが、今回は黒人VS白人の対立が描かれる。なに、「ネイティブ」といったところで、元を辿れば余所者に変わりはない。元々アメリカ大陸に住んでいたのは我々がインディアンと呼ぶ種族であり、大きな顔してネイティブ=土着と名乗っている彼等の先祖はイギリスだ。余所者同士が角突きあわせて「これは俺の陣地」ごっこをやっているのが実情である。 さて、歴史のない国では「強い者が勝つ」という非常に分かりやすいルールがまかり通る。そのため、いくらティムが警官だといっても、そもそも警察に権威も権力もない。むしろ実績に乏しい彼等がどれだけ有用かを世間に示していかなければならない弱い立場にある。こんな世界を生き抜けるのは「男はタフでなければ…」を地で行くような眠たい瞳の男だけだが、あいにくティムは、去った女性の手紙に一喜一憂するようなナイーヴな男性だ。放っておけば着ては貰えぬセーターの一枚か二枚編みそうな勢いだ。本編は、本筋のミステリに加えて、まだまだ頼りない警官の成長と、混沌としたNYという都市そのものの成長が重ね合わせて描かれる所が魅力の一つだ。また、LSDも出てきていない時代に既に薬に溺れている兄をはじめとして、ティムが一作目で救った少女や、同じく一作目で登場して「やっぱり彼とそうなったか」という関係になった新たなヒロイン(になるのか?)、敵か味方かなかなか正体を見せず兄弟に何かと絡む怪しげな女性など、脇役のキャラクターも立っており、彼等との関係の変化にも興味が持てそうだ。なお、物語によく登場するファイブ・ポインツは、現在のリトル・イタリ―、チャイナタウンなどの地域にあたる。人種が入り混じる様子は現在も変わらないので、イメージしやすいのではないか。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】7は秘密 [ リンジー・フェイ ]楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 13, 2015 12:09:23 AM
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