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September 16, 2015
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カテゴリ:香川照之
みなさん、こんばんは。現在上映中の映画日本の一番長い日の原作者でもある半藤一利さんの作品を映画化したこちらの作品を視聴しました。

聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-

監督
成島 出

音楽
岩代 太郎

出演 
原田 美枝子 瀬戸 朝香 宮本 信子 役所 広司 柄本 明 柳葉 敏郎 玉木 宏 阿部 寛 吉田 栄作
椎名 桔平 益岡 徹 伊武 雅刀 香川 照之 坂東 三津五郎

 昭和14年夏。日独伊三国軍事同盟をめぐり、締結を強く主張する陸軍だけではなく、国民の大半も同盟に希望を見いだしていた。そんな中、海軍次官の山本五十六、海軍大臣の米内光政、軍務局長の井上成美は、陸軍の圧力や世論にも信念を曲げることなく同盟に反対の立場をとり続ける。暗殺を危ぶむ米内の配慮により、山本は連合艦隊司令長官として海軍省を去った。時を同じくして欧州では第二次世界大戦が勃発。ドイツの快進撃に国内は再び熱狂し、三国軍事同盟は遂に締結された。そして日本は戦争への道を突き進む。1941年12月8日。帝国海軍350機の大攻撃隊はハワイ真珠湾内に集結するアメリカ艦隊に襲いかかった。それは山本五十六が苦渋の末に生み出した戦史に例を見ない一大奇襲作戦だった。

 戦争中に国葬が行われ軍神として崇められた山本五十六を役所広司が演じている。史実では愛人がいたらしいが、映画ではばっさりカットされ、部下思いで家族思い、ふと立ち寄った甘味処の娘にもリボンを買う配慮を見せる気配りの人…と「非の打ちどころもない出来た人」という人物像が貫かれている。

 ただその後の展開を見るに、やはり彼は司令官よりは文官の方が有能だったのではないか。真珠湾攻撃やミッドウェー海戦では彼の思うように動かなかった南雲が悪者のように描かれているが、大事な戦を前にして意思の疎通が取れていないのはいかがなものか。そのせいでみすみす航空機発射の機会を逃し、貴重な戦艦と有能な軍人を失った。彼が映画の中で何度も力説するように、もし本当に「短期決戦で講和に持ち込む」事を目論んでいたのならば、彼がいるべきは軍艦の上ではなく会議の席で、有能な軍人を司令官に任命すれば良かった。危険を承知で大した警備もつけずに視察に向かうという決断も、全軍を率いる司令官としてはあまりに軽率だ。死ぬために赴いたとしか思えない。こう着状態の続く戦況に、ふと魔が差したのだろうか。

 第二次大戦に突き進んだ時、国民はとても喜んだ。それはそうだろう。彼等は日露でようやく講和にこぎつけた事を知らない。「一度も戦争に負けたことのない」日本というイメージが強く浸透し「何かあれば神風が吹く」という無責任な信仰まで広まれば、負けるなんて思いもよらない。戦争が他国に攻め入り他国の人々を殺すのだという考えはすっぽ抜けていた。少なくともあの時の戦闘は専守防衛ではなかった。

 山本五十六の台詞で「この国の人間はすぐに忘れる」という言葉がある。「国が戦争に突き進み国民はそれに流された」のであれば、謝罪するのは国を代表するトップに押しつけても良いかもしれないが、実状がそうでなかったのならやはり私達は、対戦国が許してくれると言うまで謝罪を続けるべきであろう。


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最終更新日  May 1, 2017 12:20:24 AM
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