映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。テレビでは連続ドラマが終わってちょうど入れ替え、単発ドラマを各局でやっていますね。

そして、随分と涼しくなりましたね。今日は花屋で秋の七草セットみたいな一束を買いました。
鈴虫の声も聞こえてきてもうすっかり秋ですね。
さてこちらは第二次大戦前の正月に上映されたいわゆるオールスター映画です。


チャイナ・シー
The China Sea

出演
ジーン・ハーロウ クラーク・ゲイブル ウォーレス・ビアリー ハティ・マクダニエル ロザリンド・ラッセル
監督ティ・ガーネット

　口煩いアラン・ガスケル船長は上海からシンガポール行きの船に乗り込む。乗客の中にはガスケルに首ったけのチャイナドール、胡散臭げな商人ジェムシー、いつも酔っ払っている作家がいた。金貨を積んだ船が香港からシンガポールへ向けて出港した。船長はその船上で昔の恋人シビルに再会し愛が再燃。チャイナドールは気に入らずジェムシーと親しくなるが、彼の本当の狙いとは……。

　「Who's in there?（シャワールームに）誰がいる？」「China Doll, the gal that drives men mad.チャイナドールよ、男を狂わせる女」「What are you doin' aboard?何でここにいる？」「Nothing alarming. Just showering dewdrops off the body beautiful.あら、お説教はなし。シャワーしたばかりでまだ体が濡れてるんだから。」
これが彼女の初登場シーン。白黒映画でもプラチナ・ブロンドのジーン・ハーロウの金髪の輝きは眩しい。蓮っ葉で自分の感情のままに突っ走るチャイナ・ドール。本名より仇名で呼ばれる女。船長が好きで好きでたまらない事を隠そうともしない。
　そんな彼女の強力なライバルは、彼女とは正反対のブルネットで落ち着いた貴婦人タイプ、シビル。ロザリンド・ラッセルが演じている彼女は、夫を亡くしたばかりで船長のかつての恋人。「港港に女あり」で落ち着いた生活よりも冒険に身を投じている方が似合いそうな船長とはいわば正反対のタイプ。会った時からシビルの方ばかり向いている船長の姿を見ていれば、端からチャイナドールに勝ち目はない。「お前と俺はあくまで友達だ　島ではお前は一番の女だがお互い行きずりで関係を持った後には何も残らない。Now wait a minute, Dolly! You and I are friends. We've had a lot of fun together, and, as far as I'm concerned, you're #1 girl in the Archipelago, but I don't remember making any vows to you, nor do I recall your taking any. 」と結構辛辣な事を言われてしまう。

　この三角関係に、乗船から下船までずーっと酔っ払っていて的外れな事ばかり言う作家、船長の時に海賊に襲われた事がトラウマになっている船員のエピソードや、海賊襲撃や台風襲来という船の危機が絡んでいく。お正月映画らしくスターをずらりと並べた作品。

映画「支那海」
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