映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。このブログを書く直前にノーベル物理学賞のニュースが入ってきました。連日の受賞すごいですね。

ところで、私も図書館も本も好きなので興味を持って映画図書館戦争を見ました。


図書館戦争

出演
岡田　准一　栄倉　奈々　栗山　千明　西田　尚美　田中　圭　嶋田　久作　児玉　清　石坂　浩二　相島　一之
波岡　一喜　鈴木　一真

　　昭和64年が終わると次に始まったのは正化という時代。メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が施行されてから30年がたった日本。読書の自由を守るための自衛組織“図書隊”の隊員にかつて助けてもらった笠原郁は、憧れの図書隊員になる。担当教官・堂上篤の厳しい指導を受け、女性で初めて図書特殊部隊に配属された郁。そんなある日、図書隊とメディア良化委員会の対決が避けられない出来事が起きる。

　原作未読です。そのためよくわかっていないのかもしれません。要は国はどっちの味方なんだ？ということです。メディア良化法によって悪徳図書と呼ばれる本を燃やす事は認められている。一方図書館法によって図書館の本は守られている。それなのにメディア良化委員会は図書館まで押し入ってくる。この不法侵入を銃でしか止められないのか？ということです。法律によって取り締まることはできないのでしょうか。メディア良化委員会は手段を選ばないということなのですから、傷害罪や不法侵入などの罪で裁けないのでしょうか。裁判所は機能していないということでしょうか。どうもこの物語の世界観がよくわからないのです。わからないまま図書隊員の狭い範囲内での恋愛話に結構時間が取られているので、一体何を言いたかったのかわからなくなってしまうのです。
　
　いや、言わんとしていることは本当はわかりますよ。郁が「どうしてこんな世界に」というと「皆が無関心だったからこんな世界にしてしまった」と仁科が答えますよね。ブラッドベリの「華氏451度」みたいな世界をイメージしました。でもそれには、社会全体がさほど緊張感がないんです。狭い所で闘いをやってるみたいで。西田尚美さん演じるメディアの人達もただ図書隊員達の行動を報道するだけでなく、もう少し援護射撃的な事もすれば良かったのに。

　

（C）“Library Wars”　Movie Project
映画「図書館戦争」
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