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October 10, 2015
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カテゴリ:フランス映画
みなさん、こんばんは。高齢化社会が進むのは日本だけではありません。
外国でもまた老い行く伴侶とどう向き合うか悩む夫婦がいます。

映画愛、アムールを見ました。


愛、アムール
AMOUR

出演
ジャン=ルイ・トランティニャン イザベル・ユペール
監督&脚本
ミヒャエル・ハネケ

カンヌ映画祭パルムドール&アカデミー外国語映画賞

 パリの高級アパルトマンで悠々自適の老後を送る音楽家の夫婦、ジョルジュとアンヌ。ところがある朝、アンヌが突然の発作に見舞われ、夫婦の穏やかな日々は終わりを迎える。検査の結果、病気が発覚したアンヌは手術の失敗で半身に麻痺が残る事態に。“二度と病院には戻りたくない”とのアンヌの願いを聞き入れ、ジョルジュは自宅での介護を決意する。自らも老いた身でありながら、これまで通りの生活を貫こうとする妻を献身的に支えていくジョルジュだったが…。

 物語は倒叙法で語られる。消防署が高級マンションのドアを蹴破って入って来る。ドアには丁寧に目張りまでしてある。一つの部屋には綺麗に着飾った女性が眠って―死んでいる。一体何が起こったのか。

 そして過去。着飾ってコンサートに出かけてゆく夫妻は本当に幸せそうだ。音楽家とピアニスト、それぞれ成功した過去を持ち、住まいもあり、子供や孫もいる。約束された人生に欠けた所など一つもなかった。そしてアンヌに異変が起こる。

 「病院で死にたくない」というアンヌの言葉を忠実に守るジョルジュと、「適切な看護を受けるために病院にやるべきだ」と主張する娘は対立する。どちらが間違っているというわけではない。お互いに妻であり母であるアンヌの幸せを考えて出てきたことなのに、二人の思いは平行線を辿る。当事者が話せれば彼女の意見を尊重するところだが、生憎アンヌは気持ちを伝えることすらできなくなっていた。こうなると、身近な人の思いで介護を進めて行くしかない。だが一方で、意思が通じない故の苛立ちも募る。老老介護にあたっている人達が、恐らく似たような体験をしたことがあるのではないだろうか。ジョルジュ達には十分な蓄えがあり、助けを求めれば来てくれる友人もいた。状況は比較的恵まれていた。「それにも関わらず、この結果しかなかったのか?」と問いかけたい。いくらこれが愛だと言われても「これで良かった」と素直に思えない。

 冒頭にジョルジュの姿がなかったこともあり「彼女が居なくなった後、一体彼はどうしたのだろう?」と気になっていたが、アンヌの幻に導かれて外に出た後、映画からは消えてしまう。ジョルジュ自身も認知が始まっていたということか。自分の意識が最後まではっきりしていれば、最後をどう迎えるかを選べるだろう。でもいざそうなった時、自分の意識がその状態にあるかどうかは、誰にもわからない。今まで体験したことのない老後を、どうか尊厳を持って生きられますように、と今はただ祈ることしかできない。


愛、アムール
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最終更新日  October 10, 2015 12:24:18 AM
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