映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

今日は雲ひとつないいい天気ですね。病院に行ってきました。最近忙しくて全く本が読めません。
さて、こちらはジェイソン・ステイサムがまだぱっとしなかった頃の映画です。



ゴースト・オブ・マーズ
JOHN CARPENTER'S GHOSTS OF MARS

出演
ナターシャ・ヘンストリッジ　クレア・デュバル　パム・グリアー　ジョアンナ・キャシディ 　アイス・キューブ　
ジェイソン・ステイサム

監督＆音楽＆脚本
ジョン・カーペンター

　西暦2176年の火星。地球を脱出し、火星に植民地を築いた人類は、64万人が辺境の地で生活を送っていた。彼らの主な仕事は、火星に豊富にある天然資源の採掘だった。火星警察に配属されて2年目になるメラニー・バラード警部補は、鉱山町シャイニング渓谷の刑務所にいる囚人で火星一の犯罪者ジェームズ“デゾレーション”ウイリアムズを護送するためシャイニング渓谷に向かっていた。しかし、到着してみるとそこは無惨な死体が転がるゴーストタウンと化していた。生き残っていたのは牢獄にいるウイリアムズを含む数人の犯罪者だけだった……。

　映画は唯一生き残ったメラニー（副隊長でもある）が何があったかを皆に語る回想形式。
ゾンビの親玉がまるでKISSのボーカルみたいなメイクをしている。BGMは80年代の音楽でまるでロッカーみたい。
隊長が途中で亡くなったために彼女が実質グループのリーダーになって、火星の先住民族の霊が乗り移ったゾンビ達から逃げ回るのだけれど、彼女は本当に有能な指揮官なのだろうか？そうは思えない。なぜならば、せっかく敵から列車で逃げられたというのに、原子力発電所で爆発を起こして彼等を倒そう！ともちかけるのだ。そして列車はゾンビをひきつけるためのおとりに使われる。大体おとりに使うんだったら必要最小限の人員だけ連れていって、何も全員を連れて戻ることはなかったはず。案の定列車は壊され、蘇れない人間達はどんどん殺されていく。
「原発を爆破する」というアイデアもアメリカ人はすぐ出てくるんだろうけど、日本人の感覚からすると、とても「ああそれがいいね」と二つ返事で頷ける話ではない。その辺りが日本人とアメリカとの感覚の違いなんだろう。

　　もともとの題は監督の別作品『エスケープ・フロムLA』の続編『エスケープ・フロム・マ―ズ』になる予定だった。トランスポーターで一躍有名になったジェイソン・ステイサムが脇役で登場。最初カーペンター監督はステイサムにジェームズ“デゾレーション”ウイリアムズを演じて欲しかったがアイスキューブの方が知名度があったのでステイサムはメラニーに「俺のお宝もすごいぜ」とセクハラ発言をする（笑）脇役の一人サージェント・ジェリコに。今のステイサムだったらあんな火星人ぶっ飛ばしそうだ。

映画「ゴースト・オブ・マーズ」
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