映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。
アラン・リックマンが亡くなりましたね。
そこで今回は彼の出世作を紹介します。

『ダイ・ハード』
Die Hard

出演
ブルース・ウィリス　ボニー・ベデリア　アラン・リックマン
レジナルド・ベルジョンソン　アレクサンダー・ゴドノフ
監督
ジョン・マクティアナン

　NY市警のジョン・マクレーン刑事は、クリスマス休暇を妻と娘と過ごすためにロサンゼルスにやってきた。その日は、日系人の建てたナカトミビルで妻ホリーの勤める会社のパーティーが行われていたが、そこへいきなりハンスをリーダーとするテロリスト集団が襲い、社員を人質に金庫の債券を要求する。たった一人ビルに残ったマックレーン刑事はどう戦う？

　普段どんなにイライラして、憎みあっていても、罪を許し合い愛を唄うのがクリスマス。ところがわざわざそんな時期を選んで、騒ぎを起こす輩もいるわけで…。羽振りのいい日本企業が悪役扱いされていた80年代後期に制作された本作では、ブルース・ウィリスがアクションスターとして一躍名を挙げ、勢いでデミ・ムーアと結婚。妻を人質に取られ、援軍は期待できないという絶望的な状況の中で、ひたすら悔しさや苦しさを堪え、寡黙に超人的な活躍を見せるのが従来のヒーロー像だった。しかしウィリス演じるジョンはちょっと違う。「全くクリスマスだってのに、何で俺がこんな目に…」とブツブツぼやきながら、それでも敵を確実に仕留めてゆく、全然「らしくない」ヒーロー。『こちらブルームーン探偵社』で、故荻島真一氏の吹き替えによる「全然らしくないけど、実は名探偵らしきアディスン」役で既にウィリスを見ていたので、「ああ、あれの映画版か。」とすんなりシフトして見られたが、初めて映画であのキャラを見た人はどう思ったのだろうか。
「ただアクションをぼんぼん出してりゃいいや」という乱暴な作りじゃなくて、トランシーバーで協力しながらマクレーンと友情を育む警官や、「端迷惑なリポーターなど個性的な脇役を生かして作られたストーリーだったので、楽しんで見られた。
アラン・リックマンは、「あれだったら、もしかしてマクレーンも倒せるかも」と思わせる、丁度いい悪役ぶり。動きが美しいテロリスト役には、当時ジャクリーン・ビセットとつきあっていた元バレエ・ダンサー、アレクサンダー・ゴドノフが扮した。
3作目まで作られたけれど、やっぱり限定領域＆期限つき＆孤軍＆たまたま居合わせたって条件が揃ってないと、この作品の面白さは半減する。

映画「ダイ・ハード」
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