映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。週末休んだのでやっと少し風邪がよくなりました。

映画 ザ・コール 緊急通報指令室を見ました。

緊急通報指令室のオペレーター、ジョ―ダンは同僚との恋も仕事も順調だった。だが、ある時「何者かが家に侵入している」という女性からの電話を受けた時、取り返しのつかないミスをしてしまった。ジョ―ダンの指示によって女性は家の中に隠れ、犯人が立ち去ろうとした時電話が切れてしまった。あせったジョ―ダンが電話をかけ直した時、まだ犯人は家の中にいたのだ。泣き叫ぶ女性の声を聞きながら何もできないジョ―ダンに犯人は「遅すぎたIt's already done!」と言い電話を切る。

　それから半年後、現場を離れ訓練生の教官を務めていたジョ―ダンは、偶然新人が対応を迷っていた電話に出る。車のトランクに閉じ込められた少女ケイシ―からのものだった。携帯の通話を頼りにジョ―ダンは位置と犯人を特定しようとするが…。

　ジョ―ダンは、電話だけで興奮している相手から必要な情報（車種の特定、位置情報、被害者の身元、加害者の外見など）を聞き出し、位置を特定し、かつ相手を安心させ、場所を特定する手がかりを残すよう求めるなど、被害者でなく協力者にする。ざっと書きましたが、これ大変なテクですよ。中には毎回「酔っ払って今何でここにいるのか」なんてかけてくる迷惑男もいるけれど、911のオペレーターはこれをずっとやってるんですね。

　で、教官になったジョ―ダンが訓練生達に「絶対に約束はしない。守れないのを知っているからAnd don't make promises... cause you know you can't keep'em.」「決して感情移入はしない」注意事項を言います。しかし実際ジョ―ダンがケイシ―と接する時は、これを全部破ってしまっている。前に自分のミスで死に追いやってしまった少女の事を引きずっている彼女は、それだけ必死だったということなのでしょう。ただそれだけに、失敗すると更に引きずるだろうなぁ、と言う事も想像に難くないわけです。見つかりそうで見つからない車、激昂していく男など、危険要素が時間と共にどんどん積み重なっていって、手に汗握ります。

　またアビゲイル・プレスリンが巧いんです。自分は死ぬかもしれないと思ったケイシ―がメッセージを吹き込みたい、と「ママ、いつも素敵なママでいてくれてありがとう。欲しいものを全てくれた。愛してるわ。本当に愛してる。そしてごめんなさい。私の事忘れないでMom. Mom, you were always the perfect mother. You gave me everything that I ever wanted. And I love you. I love you so much. And I'm really sorry. Please don't ever forget me.」と涙ぐみながらトランクの中で語り始めるのですが泣けます。名子役の面目躍如といったところでしょうか。

　ただ、ラストは賛否両論あったようです。いくら気持ち悪いからと言ってもそこまでする事がジョ―ダン達に赦されるのか。ましてや、やらなければ殺されるという危機的状況は脱していたのに。

　最初はジョエル・シュマッチャーが監督する予定だったが降板し、ブラッド・アンダーソンに代わった時ベリーも降りる予定だったが、スケジュールの都合がついたので主役に。

映画「ザ・コール [緊急通報指令室]」
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