【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

カレンダー

コメント新着

お気に入りブログ

ファミリー・プラン New! ジャスティン・ヒーハーフーさん

超絶多忙なので生存… 天野北斗さん

台風つづく ちーこ♪3510さん

松河屋老舗☆ fujiうさぎ=^・^=さん

憂きも一時 小烏丸の”てる”さん

プロフィール

hoshiochi

hoshiochi

キーワードサーチ

▼キーワード検索

全て | 料理&お菓子&旅&演劇&その他2 | フランス映画 | 韓国ドラマ・赤と黒(ナップンナムジャ) | その他の地域の映画&ドラマ | アメリカ映画 | 韓国映画 | 真田広之 | 韓国ドラマ | アメリカドラマ | その他のジャンルの日本の小説 | 日本のミステリー小説 | イギリスドラマ | よしながふみ漫画&ドラマ&映画大奥 | 漫画・アニメ | 日本ドラマ | 中国&台湾映画 | 日本の作家が書いた歴史小説 | 海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル | 東欧・ロシア映画 | イギリス&アイルランド映画 | オランダ映画&オランダドラマ | 北欧映画 | その他のジャンルの海外小説 | 日本の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | 日本作家によるノンフィクション&エッセイ・その他のジャンル | 日本映画 | 海外の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | カナダの映画&ドラマ | ドイツ映画&ドイツドラマ | 日本のファンタジー小説 | 海外のミステリー&ファンタジー小説 | 堺雅人 | 日本ドラマ:歴史ドラマ&時代劇 | 三浦しをん:まほろ駅前シリーズ | 山田風太郎 | 香川照之 | 松山ケンイチ | 海外の作家が書いた歴史小説 | ジェイク・ギレンホール | イギリスドラマ:SHERLOCK | 塩野七生 | 吉田鋼太郎 | イタリア映画&イタリアドラマ | ローズマリー・サトクリフ | 大杉蓮 | ベネディクト・カンバーバッチ | インド映画 | 長谷川博己 | 内野聖陽 | 林遣都 | ムロツヨシ | ジョシュ・オコナ― | 井浦新 | 菅田将暉 | ディーン・フジオカ | 台湾ドラマ&中国ドラマ
June 4, 2016
XML
みなさん、こんにちは。
北海道の子供見つかってよかったですね。
自衛隊の施設に鍵がかかってなかったのはどうなの?というツッコミもありますが。

さて、こちらはエッセイです。

漂泊のヒーロー―中国武侠小説への道
岡崎由美
大修館書店

 かねてから、宮城谷氏と酒見氏による三国志を切望していた身としては、酒見賢一氏が別冊文藝春秋で「泣き虫弱虫諸葛孔明」の連載を始めた時は、まさに、願ったりかなったりで、笑いが止まらなかった。 氏は、予想通り、いや、予想を遥かに越えて、私の知っていた三国志世界を豪快に壊し続けている。

 元から暴れん坊だった張飛の酒とバラガキの日々は更にパワーアップし、劉備玄徳は「たれぱんだ」もどき、孔明に至っては、「ああ、よくぞここまで変な奴に描いてくれた」と三拝九拝したくなる変貌ぶりである。酒見氏描く桃園トリオは、従来『三国志』として知られてきた「義に生き義に死す」ヒーロー達のイメージとは違う。「全く彼独自の発想なのかな?」と感じたが、本書を読むと、「連載中の彼等の方が、実像に近かったのではないか?」と思えてきた。彼等は、「侠気」を重んじていた。
「義」と「侠」の言葉の意味を調べると、存外よく似ていたが、「侠」の字で博徒を連想し、 暴れん坊で乱暴者というどちらかと言えばマイナスのイメージを持っていたらしい。

 軍師の割には人殺しのイメージが薄い孔明が、自ら他国の使者を斬るといったくだりもある。「『ニキータ』『ダーク・エンジェル』「あずみ』の元ネタか?」と思われるような女刺客の物語も紹介されている。攫われていた何年間かに、殺人の技を身につけた彼女の上司はやはり女性。後頭部に匕首を埋め込む(どうやるのだろう?)サイボーグもどきの彼女の物語を、隣国日本がもし先に知っていたら、今頃リメイクしていたのは、フランスだったかもしれない。

 思いこみが先行して、今までその手の本を読まず、映画を見ずにきた武侠ワールドが、好きな三国志とつながった。だからこれからは、奥深いこの分野に一足踏み込んでみようと思う。宮本昌孝氏の「夕立太平記」に似た小説を、ものしている日本の武侠小説家、押川春浪への言及があった事も嬉しい。



【楽天ブックスならいつでも送料無料】漂泊のヒーロー [ 岡崎由美 ]楽天ブックス






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  June 4, 2016 09:01:59 AM
コメント(2) | コメントを書く
[日本作家によるノンフィクション&エッセイ・その他のジャンル] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.