映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。北海道で置き去りにされて一週間が経っていた大和君退院したみたいですね。物おじしない性格なんですね。でもヘンな事に巻き込まれないでよかった。

さて、こちらはジャパニーズホラーのリメイクです。


ダーク・ウォーター
DARK WATER

出演
ジェニファー・コネリー　ピート・ポスルスウェイト　ジョン・C・ライリー　ダグレイ・スコット　ティム・ロス

監督
ウォルター・サレス
　
離婚調停中のダリアは娘のセシリアとNYのルーズベルト島に引っ越して来る。その古びたアパートの天井の黒いシミから黒い水が滴り落ちるようになり……。

　ルーズベルト島は高層ビルが立ち並ぶマンハッタンとそう離れてはいないが、全く雰囲気が違う。空気も重苦しく建物も古びている。これから娘と住もうというのに、ダリアがなぜこんな条件の悪いアパートに決めてしまったのかというと、一日も早く新居と仕事を見つけないと、夫に親権を取られてしまうからだ。焦りがいい結果を生むはずもなく、いざ住んでからも、廊下が暗くエレベーターはしょっちゅう止まり、管理人は仕事熱心ではなくあれこれ言ってすぐに動いてくれない…と悪い条件ばかりが目につく。かてて加えて天井からは尋常じゃない雨漏り。ダリアが不審がって上の階に行くと部屋は水浸しで、セシリアは見えない友達と遊んでいる始末。

　「ちゃんとしなきゃ！」と思っているダリアの眉間にどんどん皺が寄っていき、彼女が追いつめられていく様子が目にイタイ。これ、ホラーじゃなく心理サスペンス？と思わせるような所がある。なぜなら神経質でいつもピリピリしていて、薬を常用している彼女は、母親に虐待された過去がある。他にもいろいろ不審な出来事が起こるが、もしかしたらこの中には、彼女の妄想に過ぎないものも含まれているのでは？ただ、彼女一人の妄想と片付けてしまうには、娘に起こっている出来事の説明がつかない。一抹の不安と疑いを抱きながら、観客は物語の行方を追うことになる。
　
　ラストが原作とは大幅に変わっており、それに伴いテーマも「母親の葛藤→自立の過程」を追う原作通りではなくなった。『モーターサイクル・ダイアリーズ』のウォルター・サレス監督がハリウッド進出第1作目に選んだのは、日本のホラー『仄暗い水の底から』のリメイク。ジェニファー・ラブ・ヒューイットがダリア役をオファーされたが断る。

映画「ダーク・ウォーター」
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