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みなさん、こんばんは。一週間が早かった気がします。舛添知事の辞任騒動があったせいですね。今日は昨日とは異なり晴れましたね。ただ関東の水ガメもピンチみたいですけど…。


映画恋のロンドン狂騒曲を見ました。


恋のロンドン狂騒曲
YOU WILL MEET A TALL DARK STRANGER

出演
アンソニー・ホプキンス　ナオミ・ワッツ　ジョシュ・ブローリン　ジェマ・ジョーンズ　アントニオ・バンデラス
フリーダ・ピント　ポーリン・コリンズ

監督＆脚本
ウディ・アレン

　ある日突然アンチエイジングに目覚めたアルフィは、40年連れ添った妻ヘレナを捨てて金髪のコールガールに入れ上げる。ショックのヘレナは自殺未遂騒ぎを起こした末、怪しげな占い師にハマってしまう。一方、彼らの一人娘サリーは、処女小説を当てて以降万年スランプの夫ロイに愛想を尽かしていた。そんな中、ギャラリーで働き始めた彼女は、セクシーでモテモテなオーナー、グレッグの虜になってしまう。そして一人自宅で過ごすロイもまた、向かいのアパートに越してきたエキゾチックな美女ディアに夢中になっていくのだが…。

「ミッドナイト・イン・パリ」といい「ローマでアモーレ」といい、最近のアレン作品は都市観光の要素を取り入れつつすったもんだの群像劇をコミカルに描くパターンが多い。「ミッドナイト・イン・パリ」がヒットした前年にロンドンで撮り上げたオールスター・キャストの群像コメディ。

　いやー、あのレクター博士ことアンソニー・ホプキンスが日焼けサロンで顔を真っピンクに焼き、バイアグラを飲みながら必死で若い妻に尽くす姿なんて、他のどの監督の作品で見られましょうや！この人も糟糠の妻を離婚して不幸のどん底に落としたツケはしっかり払わされる。ナオミ・ワッツが、尽くしてきた夫は若い娘と再婚し、ときめいたギャラリーのオーナーはあっさりかっさらわれ、資金援助を求めた母には「占いで駄目だと出たのよ」と断られるどっこもいい所がないサリーを痛々しく演じている。ロイは鳴かず飛ばずの一発屋作家から脱却しようとある手段を取り恋も仕事も手に入れた矢先に奈落の底に突き落とされる。群像劇の中で唯一幸せが続きそうなのがサリーの母ヘレナ。インチキ占い師のいいカモにされてる可哀想な人だったはずが、夫が言い出した離婚で慰謝料はごっそり貰って裕福だし、紆余曲折を経て伴侶は見つけるしと幸せいっぱい。短くまとめると「いい気になっている人は皆裏切られるし、いい目をみようとしてもそうは問屋がおろさない」人生そんなもんだよ、という教訓もありつつ、それぞれのキャラクターに愛情もって描いてる作品。

映画「恋のロンドン狂騒曲」
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