映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。上野の西洋美術館世界遺産に登録されましたね。

こちらの映画はテレビで見ました。


ゲットバック
STOLEN

出演
ニコラス・ケイジ

監督
サイモン・ウェスト

音楽
マーク・アイシャム

　　仲間と共に銀行強盗を成功させ1,000万ドルを奪ったウィルだが、仲間の一人ヴィンセントが自分の顔を見た警備員を撃とうとしたのを見て、思わず彼の足を撃ってしまう。逮捕されたとき、彼が持っているはずの1,000万ドルは跡形もなく消えていた。ウィルだけが刑務所に入り、出所して早速娘のアリソンに会いにいくが、父親に対し怒りの感情が満ちあふれているアリソンは彼の前から立ち去ってしまう。その直後、娘を誘拐したという脅迫電話が入り、ウィルが8年前の犯行後に失った1,000万ドルを12時間以内に引き渡すよう要求してくる。ウィルは誘拐犯の行方を追いながら、身代金のため再び銀行強盗を計画するが……。


　『コン・エアー』の主演と監督コンビ、ニコラス・ケイジとサイモン・ウェストが約15年ぶりにタッグを組む。「まな娘を取り戻すためなら手段を選ばない父親」と聞くと何やらデジャヴ感が。リ―アム・ニーソンの『96時間』シリーズですな。でも人を殺すことすら厭わなかった怖いリ―アムパパと異なり、ニコラスが願っているのは娘の奪還だけ。何せ8年前も殺人を防ごうとしてやむなく足を撃ったくらいですから、血に飢えた殺人鬼ではないのだ。

　こういう時に頼りになるはずの警察機関＝FBIは端から力になってくれない。8年前の金をどこかに隠しているはずと疑っているからだ。四面楚歌の中で町はカーニバル。このカーニバルが逃走劇に巧く使われていて、FBIから逃げるウィル、ウィルから逃げるヴィンセントの隠れ蓑になる一方で、アリソンの必死の叫びをかき消してしまうマイナス効果もある。

　ウィルと対峙する刑事達のキャラがスパイスとして良かった。よくあるベテランと若手コンビで、ベテランはウィルの技を認めていて若手はあくまでも泥棒として見ている。ウィルに協力してくれた酒場で働く女性とは、今後ラブに発展しそうな気が。

映画「ゲットバック」
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