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みなさん、こんばんは。金メダルラッシュですね。今日も暑かったです。

ベトナム戦争を描いたドキュメンタリーハーツ・アンド・マインズ／ベトナム戦争の真実を見ました。

ハーツ・アンド・マインズベトナム戦争の真実
HEARTS AND MINDS
1974年アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞

　なぜ、アメリカはベトナムと戦うことになったのか？　そして、彼らはそこで何をしたのか？　そこでの行為はどんな結果を生み、どんな影響を及ぼしたのか？　映画はアメリカ、ベトナム、大統領から庶民まで、賛成派、反対派、戦争を体験したあらゆる層の人々の証言を積み重ね、無意味な戦争の真実を浮かび上がらせていく。

　当初、配給を行うはずだった会社が政治的報復を恐れて配給を降り、年末になってようやくワーナー・ブラザースによる配給が決まり、12月20日にロサンゼルス、ウエストウッドのＵＡシネマで特別上映された。だが、その後、ジョンソン元大統領の政策補佐官ウォルト・ロストウが自分の出演シーンの削除と、上映差し止め要求を裁判所に提出するなど、上映を妨害する行為が相次いだ。

太平洋戦争の敗戦後、日本が3分割される計画もあったのはあまり知られていない。もしそうなっていたら、朝鮮戦争やベトナム戦争でなく、日本戦争という新たな戦争が起こっていただろう。戦争に負けたばかりでへとへとになっていたから、そんな気力も体力も日本にはないだろうって？いや、日本にはなくたっていい。日本をものにしようとする外国が戦争をしてくれただろう、それも日本の国土と国民を使って。それと同じことがベトナムで行われたのだ。

　ベトナムにせよ韓国にせよ、どれだけ国民が戦争したがっていたのかは疑問だ。あの頃ちょうど冷戦時代で、お互いがぶつかりあったら多大な損害が出るから米ソの代理戦争が別の国、別の国民を使って行われていた。

　公式の場では決して発表されないが、西欧人の東洋人(日本人)に対する蔑視や差別は厳然としてある。勿論全員がそうだとは言わないが、差別感情を持っている人達は簡単には変わらないし、変わるつもりもないだろう。

　戦闘機乗りが爆弾を落とす様子も、その爆弾によって皮膚がべろべろに剥けた子供達の様子もカメラは臆さず捉える。原爆はこれよりもっと酷い。｢なぜこんな酷い事ができたのか、同じ人間なのに｣と被害者達は憤るが、パイロット達は｢爆弾を落とす時は地上の人は見えないし、血も見えないから｣と実に素直な感想をよこす。長崎や広島に原爆を落とした時も、きっとそうだった。日本は原爆投下をアメリカに謝って欲しいと思っているが、土地を荒らされ家族を殺されたベトナム国民の憤りはもっと凄まじいはずだ。自分達が頼んだわけでもないのに勝手にトップをすげかえて、国土を爆弾で荒れさせ、同じく爆弾で国民の体を蝕み、殺す。それもこれも｢世界の超大国として負うべき責任だから｣と、さもベトナムのためを思っての行動だと言明しながら、その実利権を狙っての介入だったことは分かり切っている。なぜなら戦争を止める時に｢これ以上続けてもアメリカに資する所がないからやめる｣と言っているのだから。無意味な戦争はやめるべきだ。いや、意味のある戦争など、本当はどこにもない。



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