映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。パラリンピックが始まりましたね。
熱戦が繰り広げられていますが、一方でラニーニャ現象によって今年の日本の冬は寒くなるのではないかと心配です。

さて、今日紹介するのはあのホラー映画のリメイクの続編です。


ザ・リング2
THE RING TWO/SAMARA: RING TWO

出演
ゲイリー・コール　ナオミ・ワッツ　シシー・スペイセク　エリザベス・パーキンス　エミリー・ヴァンキャンプ

監督
中田　秀夫

音楽
ハンス・ジマー

　あの忌まわしい事件から半年が経った。レイチェルはオレゴン州アストリアに息子エイダンと共に引っ越し、地元の新聞社で働いていた。ある日、高校生が変死し、その遺体の形相を見たレイチェルはサマラの呪いがまだ存在することを確信する。

　｢テープは1部しかコピーしてないはずなのになぜ？｣といぶかるレイチェル。ここからじわじわと被害者が増えていくのかと思いきや、テープの話は割合早めの段階で終息し、恐怖の伝播があっさりテーマから脱落してしまった事は残念だった。物語はレイチェルとエイダン親子の話に絞られ、ストーリー展開も親子愛Vs幽霊の対決という日本の小説を原作にした『ダーク・ウォーター』（「ほの暗い水の底から」原作）と似ていく。レイチェルは水に襲われているエイダンを救おうとしているのに、サマラが見えていない新聞社オーナーのマックスにはレイチェルが息子を虐待しているように見えてしまう。本来悪と戦っているにも関わらず、なまじ悪が見えるために、逆に世間からは危うい存在と思われてしまう主人公の構図は、過去におけるサマラと母親の関係と重ね合わされていて巧い。レイチェルも『ダーク・ウォーター』の母親同様の選択をする。井戸の中をするすると這い上ってくるサマラが怖いが、井戸の蓋を閉じただけで彼女を封印できるのはおかしくないか。そもそも彼女は実体で捉えられる存在ではないのに、単なる蓋一つで抑えられるような化け物であるはずがない。ラストにもうひとひねりしてどっきりさせて欲しかった。

　日米で大ヒットを記録した『ザ・リング』の続編。ジャパニーズ・ホラーの第一人者、中田秀夫監督がハリウッド・リメイク版に挑戦。主演は前作に続き、ナオミ・ワッツ。全米初登場ナンバーワンを記録。カーニバルシーンの時に、地元の人達が間違ってセットに入ってきてしまった。撮影が始まって7日目に、なぜかパイプが破裂して水が溢れるという映画さながらの出来事があった(こわーい)。

映画「ザ・リング2」
この作品情報を楽天エンタメナビで見る

【楽天ブックスならいつでも送料無料】ザ・リング&ザ・リング2 ツインパック [ ナオミ・ワッツ ]楽天ブックス