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テーマ:DVD映画鑑賞(14136)
カテゴリ:日本映画
みなさん、こんばんは。
今綾野剛さんと共同生活を送ってまで役作りした最新作『怒り』が公開中の妻夫木 聡さんが出演している映画を見ました。 ぼくたちの家族 監督&脚本 石井 裕也 出演 原田 美枝子 長塚 京三 妻夫木 聡 池松 壮亮 ユースケサンタマリア 鶴見 辰吾 市川 実日子 板谷 由夏 重度の物忘れにより病院で検査を受けた玲子は、末期の脳腫瘍で余命1週間と宣告される。そして認知症のような状態になった玲子は、それまで話すことのなかった家族への本音をぶちまけ、身重の妻を持つ長男・浩介、大学生の次男・俊平、夫・克明はうろたえてしまう。そして、母の発病をきっかけに、父は多額のローンを抱え、母はサラ金漬けという過酷な現実が次々とあらわになる。 映画化もされた「ひゃくはち」の作家・早見和真の小説を、『舟を編む』などの石井裕也監督が映画化。 冒頭近く、早くも違和感が感じられるシーンが登場する。会社社長の夫・克明が玲子をハワイ旅行に誘うのだ。普通なら手放しで喜んでいい。しかし玲子は、その計画が実現しないことを知っていたかのような事を言う。郊外の大きな家に暮らし、使われている皿も金がかかっているものが一目でわかる。しかしそれは全て見せかけだった。この映画は、母の病気がきっかけで「見せかけ」の皮がべりべりと剥がれていく家族の物語だ。飄々とした次男・俊平と全てを引き受けざるを得ない長男・浩介の対比はどこにでもある兄と弟そのもので、見ていて胃が痛くなる長男・長女もいたのではないだろうか。でも、お気楽に見えて、次男も結構きついのだ。池松くん演じる次男は、敢えて自分が駄目できっちりしていない感じを出すことで、きちきちの優等生で固められた逃げ場のない家族のガス抜き役を果たしていた。だから意識しないままの母が言うのだ。「あんたはいつも本当の事しか言わない」と。長男とはまた別の意味で、次男にも期待された役割がある。 一度いろいろなものを吐きだした男三人が、それぞれに奮闘し始める後半は見ごたえがある。それも、一番期待されていなかった次男が病院と医師を見つけ出す、という展開がたまらない。最初の医師がえらく冷淡に描かれているが、普通医師はあのようにいきなり余命宣告はしない。映画ならではのデフォルメだろう。 一度壊れてしまったものを元に戻すのは難しい。物でも難しいが目に見えない人間関係はなおさらだ。でも、どんなに欠点があっても、他に替えのきかない家族だからこそ、元に戻したいと頑張る。そうすれば、ばんそうこうだらけの家族は、前よりももっと強く優しい家族になるはずだ。
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