映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。NYでまた爆発がありましたね。テロなのでしょうか。日本の築地市場はいい加減ですね。トップが何も知らないというところは今朝の連続ドラマとと姉ちゃんでアカバネ電機の社長がねじのめっきを知らなかった所と被ります。だめですねぇ、石原都知事、今になって言を左右にして。

こちらの映画は二人だけのロードムービーです。

セルフィッシュ・サマー
PRINCE AVALANCHE

出演
エミール・ハーシュ　ポール・ラッド

ベルリン国際映画祭銀熊賞


　1987年、テキサスの森で大火災が発生。翌年、町から遠く離れた森の破損した道路を修復するため、中年男のアルビンと、助手として雇ったアルビンの恋人の弟ランスは、週末以外は毎晩テントを張って泊まりながら、旅を続ける。真面目だが怒りやすいアルビンとマイペースでおとなしいランスは当初そりが合わなかったが、旅を通じて身の上話をしたり、大火災の被害状況を知るなどするうちに、少しずつ気持ちは動き……。

2011年のアイスランド映画『Á annan veg』のリメイク。何という劇的な事は起こらず、ロードムービーという程には場所の移動がない。殆どランスとアルビンの二人舞台。二人以外に登場するのは、家が燃えてしまった元パイロットの女性と、二人に酒を振る舞うトラックの運転手、キャンプをしている地元の一家(本当に地元の人っぽい)。屋敷の女性が何度かトラックに乗っているのに、初老の男性は｢絶対に女性なんか乗せてない｣と言い張る。つまりは女性は幽霊でした、というオチでアルヴィンがドイツ語学習しているときに聞くドイツ語の名言「真実の愛とは幽霊のようなもの　皆が口にするが実際に見た者はほとんどいないTrue love is just like a ghost - people talk about it but very few have actually seen it.」とちょっと被る。

　真面目で恋人との未来を夢見るアルビンが恋人であるランスの姉に振られ、女の子と遊ぶことばっかり考えているランスがのっぴきならない羽目に追い込まれる。人生なんて本当に思うようにいかない。火事にあったこの土地の人々だってそうだ。それでも決断して前に進んでいかなければならないんだよね、というメッセージを、どっちもどっちの大人になりきれてない男二人の喧嘩＆和解を通じて伝えてくれるおとなしめの映画。

原題はランスがアルヴィンを王子と呼んでいるところからきている。

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