映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。10月だというのに暑いですね。私は旅行の疲れがまだ残っています。
こちらは父と息子の物語なのですが、父の八つ当たりにちょっとむっとしました。
大人げない！

パパ、アイ・ラブ・ユー

THE END OF LOVE

出演
アマンダ・セイフライド　マイケル・セラ　アイザック・ラブ

監督＆脚本＆主演
マイク・ウェバー

　俳優としての芽がなかなか出ずも、夢を追い続けていたマークにある日訪れたのは、最愛の妻の死だった。その日から、2歳になる息子のアイザックとの2人きりの生活が始まった。朝から晩までアイザックの面倒を見ながら、オーディションを受ける日々。それは決して楽ではなかったが、マークは幼い息子のためにできる事をすべてやった。しかし、まだ妻の死の悲しみを乗り越えられないマークは、母親の死をアイザックに伝えられずにいた…。

　映画に登場する役者は全て実名を使っている。マークとアイザックは実の親子。

　主人公が嫌です。めそめそしていて。一番嫌だったのは、マークが八つ当たりで買って来た金魚を殺すところ。息子には｢事故で死んだ｣なんて言ってたけど、自分が水槽の水を全部空けて、口をぷかぷかさせながら死んでいくところをずーっと見てたんです。なぜそんな事をしたいのか。後付けで出て来る理由はありますが、本当はそうではなく腹いせです。｢家賃払ってくれないなら出て行って｣と言われ、出ていったものの行く所が無くて戻ってくる。そこに動いていた金魚に八つ当たりしたんです。後付けの理由は息子に｢死とはどういう事か教えるため｣。いや、そうじゃないでしょう。

　もし教えるのだとしても、生きているものを無理やり死なせて教えるまでの事なのかどうか。それも事故死だと嘘をついて。殺したなんて言えないんなら、最初からそんな事しなけりゃいい。

　マークの性格もいろいろ嫌。いい雰囲気になるとすぐ｢結婚しよう｣と言うんですけど、そもそも映画でのキャラクターの設定って｢妻の事を忘れられない夫｣ではなかったの？二人出てくるのですが、ちょっといいムードになるとすぐこういう台詞を口にするのって、焦ってるとしか思えない。せっぱつまっているとしても、これは女性は引くでしょう。そもそも自分の面倒も見られない人が誰かと一緒に暮らしてうまくいくはずがない。一人の男の心の旅と言うのだけれど、金魚殺して憑き物がとれたみたいなラストはすっきりしない。

映画「パパ、アイ・ラブ・ユー」
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